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ホーチミンから車で90分。日帰りで行ける穴場ビーチリゾート。市内観光に疲れた方は、ビーチでのんびりと過ごしてみては。

こんにちは、ベトナムナビです。
ブンタウは在住日本人の間では「ベトナムの熱海」と呼ばれているプチリゾートエリアです。一昔前は、現地人しか行かないような場所で、旅行先としては人気がいまいち。しかし、近年は大分観光開発が進み、観光スポットや中級以上のホテルも増えてきて、徐々にではありますが、外国人旅行客にも認知されてきました。ホーチミン市内観光に疲れてしまった方、異国のビーチでのんびりと過ごしたいと考えている方は、是非ブンタウにお立ち寄りください。

ブンタウの基礎知識

<位置と面積>

面積は144平方km、人口は約24万人。ホーチミン市の南東部にあり、観光客が行くビーチエリアは、バリア=ブンタウ省の中の市となります。
<歴史>

ブンタウの沖合から石油が発掘されてからは、ロシアを中心とした諸外国が次々に参入し、オイルマネーが転がり込みました。現在でも石油採掘基地はブンタウ沖に数多くあり、石油コンビナートの建設も進んでいます。
それ以外には、古くから漁師町として栄えていて、現在でもホーチミン市内のシーフードレストランの多くは、ブンタウ近海から水揚げされた魚介を使用しています。
<名物料理>

ブンタウの名物は「シーフード」と「バインコッ(Banh Khot)」の2つ。
シーフードは獲れたての新鮮な魚介を堪能できますが、量り売りの店が多いので、値段に気を付けましょう。
バインコッとはたこ焼きのようなB級グルメ。ヌクマムに浸して食べます。店によって生地の食感が変わるのがおもしろいところです。
ブンタウに来たらシーフードは外せない

ブンタウに来たらシーフードは外せない

バインコッ。一皿はぺロリといけます

バインコッ。一皿はぺロリといけます

ブンタウに行こう


2013年まではホーチミン市内からフェリーで向かうことができました。しかし、フェリーの炎上事故を受け、現在(2014年7月)は全社運休となっていて、再開の目処は立っていません。ただし、高速道路が開通したので、陸路でも90分程度で行くことができます。
基本はバスで行くことになりますが、ローカルバスであればミエンドン・バスターミナルから。それ以外は旅行会社、ツアーデスクで観光バスチケットを購入することができます。値段は約6ドル程度と安いので、快適な観光バスがナビのおすすめです。

ブンタウ観光エリア

移動はタクシーかバイク


ブンタウ観光のメインとなる移動手段はタクシーとなります。観光名所のほとんどは海沿いにあり、徒歩で巡ることはできません。また、湿度が高いため、近場でもちょっと歩いただけで汗だくとなりますので、熱中症にならないためにも、迷わずタクシーを捕まえましょう。また、宿泊ホテルではバイクのレンタルもできます。1日20万ドン程度なので、こちらもおすすめです。

おすすめの滞在エリア


ブンタウに着いたらホテル探しからはじめるかと思いますが、おすすめは市街地、もしくはバックビーチ、フロントビーチ周辺。南方は夜は静まり返っていて、散策もタクシーが必要となります。バックビーチであればナイトマーケットを楽しめますし、市街地であればバーやカフェといったナイトスポットを楽しめます。もちろん双方タクシーで簡単に移動可能です。
ホテルは安宿が多く、ミニホテル、モーテルが主流。一泊30万ドン~70万ドン程度。客の宿泊状況によっては値段交渉も可能です。

2大ビーチエリア

●バックビーチ

トゥイヴァン通り沿いに見えるビーチ一帯です。観光客、現地人共に最も多く、年間を通して海水浴客で賑わっています。パラソル、チェア、ジェットスキーなどをレンタルすることができます。周辺には屋台も多数出没していますので、ここでもシーフードを食べることができます。海水浴目的の観光であれば、この周辺の安宿に宿泊するのがおすすめです。
綺麗な遊歩道

綺麗な遊歩道

シーフードも美味しそう

シーフードも美味しそう

年中混んでいます

年中混んでいます

ビーチスポットらしいですね

ビーチスポットらしいですね

●フロントビーチ

バックビーチの反対側にあるビーチ。こちらはバックビーチほど混んでいなく、海水浴客はほぼ現地人。海水浴よりも釣り、パラセーリング客が多く、また若者のデートスポットとして人気があります。周辺にはこ洒落たバーやカフェレストランがありますので、観光客はこちらがおすすめ。
人の気配はあまりないですね

人の気配はあまりないですね

公園では現地の人々の姿が

公園では現地の人々の姿が

海水浴にはあまり向いていないかも

海水浴にはあまり向いていないかも

ナイトマーケットエリア

毎夜トゥイヴァン通りでは、ビーチ沿いに屋台が多数並んでナイトマーケットとなります。
シーフードや雑貨を扱う屋台がメインで、夜19時頃から23時頃まで賑わっています。
シーフードを夜のバックビーチを眺めながらとるのがブンタウの素敵な時間の過ごし方。
魚介は貝類とタコがメイン

魚介は貝類とタコがメイン

魚もおいしいです

魚もおいしいです

いつも賑わいをみせています

いつも賑わいをみせています

プラスチックの簡易チェアに座って食べるのがベトナムスタイル

プラスチックの簡易チェアに座って食べるのがベトナムスタイル

市街地


ブンタウの市街地はチャンフンダオ通りが目抜き通りとなり、チョロン市場、バスターミナルのあるナムキーコイキア通り、安ホテルや食堂が並ぶホアンホアタム通りが観光客のメインストリートです。市街地といっても、当該通りであれば、歩いて海沿いにでることも容易にできます。また、これらの通りに隣接している海沿いの道では、トゥイヴァン通りとクアンチュン通り、及びハロン通りの一部が歩いて散策可能です。
メインストリートのチャンフンダオ通り

メインストリートのチャンフンダオ通り

お洒落なカフェレストランが並んでいます

お洒落なカフェレストランが並んでいます

ホアンホアタム通り。バックビーチまでのアクセスに便利

ホアンホアタム通り。バックビーチまでのアクセスに便利

ローカルな町並みも見れます

ローカルな町並みも見れます

●ブンタウ市場

ブンタウ市最大規模の市場。観光客向けではなく、あくまでも現地人の台所。お店の数は無数で、通りにまで溢れるほどです。市場内は服飾系、日用雑貨系、食品系に分かれているので歩きやすいです。30分もあれば一通り見て回れるので、タクシーで来た場合は運転手に待ってもらうのもおすすめです。
各種肉を包丁で叩くリズミカルな音が聴こえてきます

各種肉を包丁で叩くリズミカルな音が聴こえてきます

お土産に買うなら服飾雑貨がおすすめ

お土産に買うなら服飾雑貨がおすすめ

●タンタム廟
海の守り神に仕えていた南海将軍と呼ばれるクジラの骨が収められている廟です。現在でも多くの現地人が訪れます。それ以外にも海と縁のある絵画や、かつて海賊を退治したと言われている英雄も祀られています。場所はホアンホアタム通りにあり、この通り沿いに宿泊している方は、どこからでも徒歩圏内となります。
本堂。中国風ですね

本堂。中国風ですね

昔から海が身近にあったことが分かります

昔から海が身近にあったことが分かります

海沿いの通り


海沿いはバックビーチと並行して走るトゥイヴァン通り、フロントビーチと並行するクアンチュン通りとハロン通り、そして北上したチャンフー通りが市街地を囲むように走っています。どれもメインストリートとして、観光には欠かせない通りとなります。観光名所が比較的多く点在しているのはチャンフー通りとハロン通り。どちらも市街地から徒歩では無理なので、タクシーもしくはバイクといった移動手段を確保しましょう。
トゥイヴァン通り。安ホテルが並び、夜はナイトマーケットを楽しめます

トゥイヴァン通り。安ホテルが並び、夜はナイトマーケットを楽しめます

バックビーチはすぐ横です

バックビーチはすぐ横です

ハロン通り。一部区間ではカフェやレストランが並んでいます

ハロン通り。一部区間ではカフェやレストランが並んでいます

地元民の憩いのスポット

地元民の憩いのスポット

クアンチュン通り。バーが多いです

クアンチュン通り。バーが多いです

フロントビーチはカップルの溜まり場です

フロントビーチはカップルの溜まり場です

チャンフー通り。ある区間では新鮮なシーフードを食べられる食堂が並んでいます

チャンフー通り。ある区間では新鮮なシーフードを食べられる食堂が並んでいます

タライに入った魚介を指差しで注文します

タライに入った魚介を指差しで注文します

海沿い観光スポット

観光名所が点在しているのは主に海沿い。
ただし、名所間は距離があるためタクシーで移動しましょう。
基本は寺院、もしくはキリスト教関連巡りとなります。特にキリスト像とマリア像はアジア最大級の大きさです。辿り着くためには、石段を上がるので体力が必要ですが、その分目前に広がる景色も絶景です。
ホワイトパレス

ホワイトパレス

ティックカーファットダイ

ティックカーファットダイ

タオ寺

タオ寺

マリア教会&像

マリア教会&像

涅槃寺

涅槃寺

キリスト像

キリスト像



いかがでしたか。
ツアーの多くは日帰りですが、ブンタウは夜が楽しいと言う人も多くいます。ナイトマーケット、お洒落なカフェバー、夜の散歩。是非日帰りとは言わず、一泊していって、ベトナムのビーチリゾートを満喫していってください。
以上、ベトナムナビがお届けしました!

記事登録日:2014-08-05

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関連タグ: ビーチリゾート

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2014-08-05

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