戦争証跡博物館（ホーチミン）

私たちの世代はベトナム戦争のことは忘れることのできない歴史の一部。
ホーチミン市に来たら一度はこの博物館を訪れたい。公的な博物館は朝早くからやっていて早めの訪問が空いていて良い。宿からは徒歩圏。
ベトナムを訪れた最初が陸路でディエンビエンフー、昨年がハノイだった。だからフランスからの植民地解放闘争からの展示に関心がある。フランスの報道は「ディエンピエンフーは墓場だ」。展示はホーチミンのベトナム労働党の指導が主軸に描かれる。ホーチミンに協力したラオスのスパヌウォンも登場する。
そして1964年のトンキン湾事件を経てアメリカのベトナム戦争のめりこみが始まる。ここではベトナム南部の戦場を撮影した写真家の写真展示。戦争の真実が垣間見える。
実際、戦闘は国境を越えてラオスの内部に広がったがここではそれは見えない。
化学薬品による農村の破壊。枯葉剤による子供たちの被害は深刻で直視するのがつらい。ベトナム侵略戦争に反対する人々の連帯の展示に救われる思いがする。
人類はなかなか進歩できないが、人が人として生きられること。人の尊厳を守る戦いは戦争以外の日常でも大切なことだ。 

自分が殺されるかもしれないという状況に置かれれば、人間はどんな行動をとるのか、深く考えさせられた。米国人、韓国人はもちろん、日本の若い人にはぜひ見て欲しい。とりわけ、集団的自衛権うんぬんの理屈を言ってる政治家には、この展示を見たあとでも同じように勇ましいことが言えるのか、ぜひ見てみたい。 

行く予定はなかったのですが
偶然比較的近くにいたので立ち寄ってみました。
行ってよかったです。
争うことの意味のなさ、心から感じました。
さらっと立ち寄るつもりが
気づいたら２時間経っていました。
近くには観光客が立ち寄るようなお店はないので
タクシーで行かれることをおすすめします。
周辺は少々ローカルっぽいかなと感じました。 

２／１９に母と訪問してきました。
当日は天気の良い土曜日で、朝早くから現地の遠足と思われる
小学生、中学生の団体が見学に訪れていました。
大半がベトナム語のみの案内でしたが、写真展示が多く
言葉が分からなくても伝わる内容は多かったです。
ひとつご注意をいただくのは、かなり多くの破損した死体写真が
展示されていますので、小さいお子さんを連れての訪問時のみ
注意を払って下さい。 

娘と2人で行きました。
時間をかけて、じっくり見て回りましたが、涙が出てしまいました。
日本人のフォトグラファーの偉業（ご本人はそうは思っていなかったのでしょうが）を再確認したり、娘と戦争についての話を真面目に出来た場所でした。
ホーチミンを訪れる方には是非、ここを訪れて欲しいと思いました。
お薦めします！ 

ホーチミンシティに滞在中、いろいろな観光スポットへ行きましたが
ここを訪れる事なくしてベトナムへ行った意味が無いのでは？と思うほど価値があると思えます。
これから行かれる方、少しの時間を作ってでも立ち寄るべきです。
アメリカ軍がそのまま捨てた戦車や武器をはじめ、これほどまでにきちんと保管されていることに驚き、このミュージアムを作ってくれた事に感謝しました。
コクピット内の生々しさ、当時のユニフォームなど、写真以外にも日本では決して公開されないような貴重な物だらけです。
MISSINGという写真のコーナーでは、記者として取材に行き行方不明になった日本のテレビ記者が、これほどまでにいたのだという事もわかりました。

たった１ドルでの入場料からも、少しでも多くの人へこの出来事を後世に伝えたい意味を感じ取れました。　とにかく欧米人（アメリカ人）が多く来ており、黙々と興味深く見ている姿が印象的で、中には泣き出す人もいました。

また、ふたりの日本人フォトグラファーによる写真の展示室がありますが、
痛ましいたくさんの写真の中、戦争後の苦しみを訴える熱いものを感じ取る事ができ、同じ日本人として誇りに思えました。
 

 

すごく衝撃的です。
でも、ここはホーチミンに行ったら、寄るべき場所です。
色々考えさせられます。 

衝撃的でしたが・・・見る値がありました。ぜひ見に行ってほしいです。