国立海洋学博物館

Vien Hai Duong Hoc

閉店・移転、情報の修正などの報告

ニャチャン港に佇む海洋博物館。名物は体長約18メートルあるクジラの骨の標本。

こんにちは、ベトナムナビです。
かつてはチャンパ王国が栄え、また近代ではフランス人の避暑地として開発されたビーチリゾートニャチャンには、「国立海洋学博物館」が港町にあります。骨の標本やホルマリン漬けなど、ちょっと他では見られないものばかりなので、ニャチャンを訪れたさいは是非足を運んでみてください。

位置とアクセス


博物館はニャチャンビーチと並行して南北に走っているチャンフー通りをひたすら南下します。
約6キロ前後走っていると、町並みが港町へと変わっていきます。漁船が停泊し、魚と潮風の香りが心地良い場所です。そのまま南下するとヴィンパールランドへ行くロープウェイの入口へと続きます。
博物館は港町が見えたすぐの場所に位置していますので、行きすぎないように注意してください。
ナビは自転車で行きましたが、遠い上、坂の起伏が激しいため、タクシーもしくはレンタルバイクで行くことを強くおすすめします。

国立海洋博物館は一見すると学校の校舎のようです。入って右手にチケット売り場があります。
また、現地の小学校の野外学習や遠足にも利用されていて、ニャチャンを代表する博物館と言うことができます。

博物館外回り


チケットを購入し、早速博物館を見て回ります。
最初は博物館の外回りを見て歩きます。大きな水槽には亀が優雅に泳いでいたり、ニャチャンの海洋情報もパネル式で展示されています。
いくつもの水槽には魚がいたりいなかったり? いくつもの水槽には魚がいたりいなかったり? いくつもの水槽には魚がいたりいなかったり?

いくつもの水槽には魚がいたりいなかったり?

ダイビングスーツを着た人形が最初に迎えてくれます。 ダイビングスーツを着た人形が最初に迎えてくれます。

ダイビングスーツを着た人形が最初に迎えてくれます。


海に面しているともあって、港らしいインテリアも施されています。
また、アザラシも見ることができます。ガラス越しで曇っているのが少し残念。

大きな水槽には大きな亀が泳いでいます。時々顔を突き上げて呼吸をする様は楽しく、ついつい亀の動向に目がいってしまいます。
ベトナム人カップルも興味深そうに亀を目で追っていました。

◇博物館内部へ


このお土産ショップを過ぎると、博物館内部へとつながる廊下を歩くことになります。
道中も水槽が壁にあり、様々な種類の魚を見ることができますので、ちょっとした水族館気分です。
内部はこのように壁に水槽が入った造りとなっています

内部はこのように壁に水槽が入った造りとなっています

魚の種類は豊富です

魚の種類は豊富です

タツノオトシゴはベトナム人の間では漢方薬として食されることもあります タツノオトシゴはベトナム人の間では漢方薬として食されることもあります タツノオトシゴはベトナム人の間では漢方薬として食されることもあります

タツノオトシゴはベトナム人の間では漢方薬として食されることもあります

標本


廊下を進んでいくと、この博物館の目玉となる骨の標本が目前に出現します。
ここで見られるのはクジラとジュゴンです。とても大きく、はっと息を呑みます。
トラベルガイドブックにも掲載されているスポットでもあるので、必ず見ておきましょう。
クジラの骨の標本

クジラの骨の標本

ジュゴンの骨の標本

ジュゴンの骨の標本


周囲の壁にはさまざまなクジラのパネルが張られています。
クジラはベトナム人の間では海の母であり、海の守り神として敬意の念を抱いています。
昔、嵐にあった難破船をクジラが岸まで運んでくれたという伝説があり、現在でも信じられています。

クジラとジュゴンの骨の標本に目を奪われ、心行くまで堪能したあとは、再び先へ進みます。
この博物館のもう一つの目玉スポットである、ホルマリン漬けです。
途中、薄暗い水族館のようなエリアもあります。生きた魚が泳いでいたり、魚の剥製が水槽に展示してありますので、こちらも楽しんでください。
水族館?の入口

水族館?の入口

薄暗い中水槽がいくつもあります

薄暗い中水槽がいくつもあります

中には奇妙な魚もいます

中には奇妙な魚もいます

ホルマリン漬け


ここではあらゆる魚類がホルマリン漬けに瓶詰めされて展示されています。
ごくりと唾を呑みこむような異様な光景です。ちょっと気味が悪いですが、中には2メートル以上あるジュゴンのホルマリン漬けも展示されています。
なんとも言えない空気が漂っています

なんとも言えない空気が漂っています

ジュゴンのホルマリン漬けです

ジュゴンのホルマリン漬けです

最後は剥製


ホルマリン漬けが展示されている場所から上へのぼる階段を上がると、さまざまな剥製を見学することができます。
アザラシやサメなど、一見しただけではただの精巧にできた作り物かと思ってしまいます。
しかし、これらはすべて剥製だから驚きです。


このように、国立海洋学博物館は生きた魚とホルマリン漬け、あるいは剥製で構成された博物館です。
どちらも日本では滅多にお目にかかることができないものばかりですので、貴重な経験ができるはずです。
ヴィンパールランドに行った帰りなどにちょっと足を運んでみてはいかがでしょうか。

以上、ベトナムナビでした。
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記事登録日:2012-05-23

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スポット登録日:2012-02-20

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