ハノイで大人気のカフェがホーチミンで楽しめる!古き良きハノイの時代をホーチミンの中心、ドンコイエリアで体験しよう
こんにちは、ベトナムナビです。ホーチミンを訪れる旅行者の中で、お洒落なカフェを探している方は、今回紹介するカフェに注目してみてください。ホーチミンにいながらにしてハノイの雰囲気を感じることができる、雰囲気抜群のオールドチックのカフェが、「コンカフェ(Cong Ca Phe)」です。
古めかしいアパートがいまの流行り
ホーチミンを歩いていると、時折見かけるこのような古めかしいアパートメント。旅行者にとってはなんだか怖くて入りずらい雰囲気が漂っていますが、実はこのようなアパートメントが現在ホーチミンの若者に大人気。このアパートの中にはカフェや洋服店などがびっしりと入っていて、自分のお気に入りのお店を探すことができます。コンカフェのホーチミン1号店は、この古アパートの2階。
場所はドンコイ通りとリートゥーチョン通りの交差点に面しています。写真の古い建物が見えてきたら、その下にある「アートギャラリー」という赤い看板の下をくぐって中へ入ってください。そして、階段を上がって2階へ行くと、コンカフェの入口が見えます。ちなみに、コンカフェのオーナーはあえてこの場所を選んだそうです。
コンカフェはもともとハノイで人気のカフェチェーン店。ベトナムが南北統一される前(1975年以前)の古き良き時代のハノイをカフェ店内に再現したのがコンカフェのコンセプト。ですので、お店に一歩足を踏み入れると、そこは古きハノイの時代。床、壁、カーテン、クッション、テーブル椅子、インテリア、メニューとすべてが昔のハノイを意識してレイアウトされています。そこまでのこだわりを持つコンカフェは、ホーチミンに進出して以来すぐに注目され、現在では知らないホーチミンの若者はいないほどの認知度を誇っています。
ホーチミンには溢れるほどの「お洒落」と名の付くカフェが点在しています。それぞれ内装、インテリア、メニューなどに特徴があるのですが、古きハノイをイメージしたカフェはそれほど多くありません。さらに、これほどのこだわりを持った内装のカフェは、おそらくコンカフェだけ。もちろん旅行者のみなさんは当時のハノイがどんなだったかは知る由もありませんが、それでも不思議とここに腰を据えていると、なんだか懐かしい気持ちになってきます。時計がゆっくりと進むような、そんな不思議な空間が広がっています。
■リートゥーチョン通り店(Ly Tu Trong)
住所:2F 26 Ly Tu Trong St. Dist.1. Ho Chi Minh
インテリアにハノイを写す
引くと光を遮る変哲のないカーテンも、よく見ればバラやクジャクが描かれています。また、これと同じ生地は椅子のクッションにも使われているようですが、実はバラもクジャクも当時のハノイを表すシンボル的存在。他のコンカフェ店舗でも同じ生地で統一されていますので、この知識を知っておくと知らないとでは大違いですね。
斜光が差す店内
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こちらも趣があっていいですね
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なんだか昔にタイムスリップしたかのよう
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屋外からはリートゥチョン通りとドンコイ通りの景色を一望
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こちらは「more milk than coffee」。ホットだと好きな文字をクリームで描いてくれます(注文時に依頼してください)。ミルクの量が多いので、渋みの効いたコーヒーが苦手な方にもおすすめできます。コンカフェの人気の秘密は、内装や雰囲気だけではなく、コーヒー&ティーにあります。厳選したベトナム産のコーヒー豆は焙煎からこだわっています。お茶も産地を特定したものだけを使用。ハーブティーやフルーティーな香りのお茶など種類は豊富です。ただし、最初はできればコーヒーを飲んでほしいところ。それだけおすすめなんです!
こちらは「coconut milk w. coffee smothie」。ベトナム人に一番人気のメニューです。ベトナム人に「コンカフェって知ってる?」と質問すると、だいたい返ってくる答えが「知ってるよ。ココナッツミルクコーヒーがおいしいお店よね」というもの。こちらのドリンクは、ココナッツミルクのスムージーをコーヒーと混ぜたコールドドリンク。コーヒーのわずかに残るフレーバーと香ばしい風味が甘いココナッツに溶け込んで、特に女性は病みつきになりそうな一品です。
こちらは「cinnamonti w. orange」シナモンの香りがするオレンジのお茶です。紅茶をベトナムで飲むのは違和感がある、という人。もともとベトナムはお茶大国。日本にも多く輸出している国です。紅茶も幅広く飲まれています。ほかにもシントー(スムージー)やフルーツジュースなどもありますし、若干ですがベトナム料理もあります。友人や恋人と訪れたのであれば、ガイドブックを広げて多少長く居座って、贅沢な時間を満喫していってください。
ドンコイエリアで買い物中、ちょっと一休みしたいときに立ち寄りたいのが、コンカフェのマックチブオイ通り店。リートゥチョン通り店はドンコイ通りに面しているものの、雑貨通りとは逆方向なので、ドンコイエリア内にあるこちらは大変助かります。場所はマックチブオイ通りとハイバーチュン通りの交差点。市民劇場からだと、ドンコイ通りを歩いて、マックチブオイ通りを左に曲がった先にあります。
コンカフェオリジナル品をお土産に買っていこう!
コンカフェの店員の来ている緑の制服と帽子は、ベトナム戦争で活躍した北ベトナム軍をイメージ。この制服や帽子、実は買えるんです。また、それだけではなく、靴やコーヒー豆、茶葉にコンカフェデザインのノートなど、あらゆるインテリア品が販売しています。店内を見渡して、「このインテリアお洒落で素敵」と思ったら、手に取って店員に訊いてみましょう。もしかしたら買うことができるかもしれません。
■マックチブオイ通り店(Mac Thi Buoi)
住所:2 Mac Thi Buoi St. Dist.1. Ho Chi Minh
店内。リートゥチョン通り店よりもモダンな雰囲気がする
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笑顔が美しいスタッフさんたち
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穏やかな午後のひとときを
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緑の外観が目印です
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ベンタイン市場から徒歩10分程度歩いたところにあるバックパッカー街。そのメインストリートとなる大通りがブイビエン通りです。コンカフェはそのブイビエン通りの真ん中で営業中。昼間はそれほど人が多くなく、この店舗は夜がメインとなります。ご覧の通り、路上にテーブル椅子が並んで客が溢れるのがブイビエン通りの毎夜の光景です。ベトナム人と肩を並べて名物路上カフェでコーヒーを啜るのはいかがでしょうか。
もちろん店内もOK.店内は2階建てで、こちらもオールドハノイの雰囲気を忘れていません。ただし、やはりバックパッカー街の熱気が強いので、雰囲気はハノイというより南国。また、1階は窓がない開け放たれた状態なので、時間帯によっては外がうるさく感じることもあります。もう少し静かな時間を過ごしたいという方は、2階席がおすすめです。喧噪から遠ざかってブイビエン通りの雑踏を見下ろしながら、夜の話に花を咲かせることができます。
イベントで変わるチャーミングなスタッフ衣装
スタッフはこちらでもベトナム軍の制服ですが、季節によっては衣替えもあります。例えばテト正月間近になると、衣装はベトナムの伝統衣装であるアオザイへと変わります。ベトナムらしさも味わえるのもコンカフェブイビエン通り店の魅力ですね。そして、なんといってもチャーミングな笑顔のスタッフたち。彼らがコンカフェの宝。いつもお客に笑顔を振りまいて、元気いっぱいて接客してくれます。
■ブイビエン通り店(Bui Vien)
住所:127-129 Bui VIen St. Dist.1. Ho Chi Minh
雰囲気はいいですね
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落ち着いた話もできます
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可愛らしいスタッフさん
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衣装も季節によって変わります
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最後はホーチミンの中心から少し離れた場所に位置する店舗。フーニョン区と呼ばれるエリアの川べりに位置している2階建てのお店。徒歩では行けないのでタクシーに住所を見せて連れて行ってもらいましょう。目の前はサイゴン川の支流が流れていて、雰囲気はとてものどか。市民劇場やベンタイン市場周辺とは異なるゆったりとした空気が流れています。お店は吹き抜け2階建て。比較的モダンな感じですが、随所にあるハノイの空気感はしっかりと感じ取れるのはさすが。大きなガラス窓がたくさん張ってあるため、日中は斜光がいい具合に入ってきて澄んだ店内を見渡すことができます。
こちらの店舗も比較的若者層が多く占めています。近くにはファンシックロン通りと呼ばれる若者に人気の通りがあり、人気レストランや食堂が並んでいますので、カフェの帰りに立ち寄ってみるのがいいでしょう。ファンシックロンのおすすめは夜なので、夜カフェもおすすめです。
■チュオンサー通り店(Truong Sa)
住所:336 Truong Sa St. Word 2. Dist.Phu Nhuan
外観
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なんとなくアーミーチック
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吹き抜け2階建て
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雰囲気出ています
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いかがでしたか。大都会ホーチミンにいながらにして、昔のハノイというまったく別物の空気を感じることができるカフェが「コンカフェ」です。ハノイに行ったことがある人も是非いらしてください。きっと「あっ、なんかこの感じ懐かしい」とハノイ旅行の思い出がふと横切るかもしれません。以上、ベトナムナビがお届けしました。