ベトナムの首都ハノイは北部を代表する観光スポットでもあり、南部に劣らない活気に満ちた街です。
気候は東南アジアでは珍しく四季があることから、季節によって人々は流行りの服を着こなし、日本のようにお洒落な若者が増えています。
フランス統治下の名残で現在も西洋風の建物や教会が多く残っていて、和洋折衷の文化が観光客には目新しく映ることでしょう。
・ハノイを歩こう
観光名所としては、ハノイは「ホー・チ・ミン」のゆかりの地でもあることから、ホーチミンの邸宅やホーチミンの遺体が安置されている廟があります。
また、廟の前の公園はホーチミンが独立宣言を読んだ場所として知られています。
その他にもベトナムの歴史と民俗を知ることができる博物館が点在しています。
・世界遺産
また、近年ハノイは世界遺産のラッシュでもあり、2010年にはハノイの中心部にある「タンロン遺跡」がユネスコ世界遺産に登録されました。
タンロンとは「昇り龍」を意味し、11世紀から19世紀まで栄えたベトナムの王朝跡を見学することができます。
ただし、こちらはまだ発掘調査が終わっていないので、一般公開されている場所は限られています。
また、2011年にはタインホア省でベトナム7番目となる世界遺産が発掘されました。
この世界遺産は胡朝時代に建てられたもので、驚くべきは、胡朝時代は1400年から7年間しか続かなかったと言われています。
現在ではその城壁の一部と思われるアーチ状の遺跡を見物することができます。
・湖のほとりで
そしてハノイに滞在期間中幾度となく足を運ぶのが中心部にある「ホアンキエム湖」です。
昼も夜もデートスポットとして人気があり、夜は「亀の塔」がライトアップされます。
この湖には亀と剣の伝説があり、事実湖に体長約2メートルの大亀が生息していることが研究で分かっています。
もし運がよければ、伝説の亀を見ることもできるかもしれませんね。
ハノイの周辺観光に疲れたときは、湖のほとりでベンチに座って癒されましょう。
また、観光の拠点としても活躍します。
夜のハノイはナイトマーケットもおすすめですが、水上人形劇に是非足を運んでみてください。
現在はホーチミンでも見ることができますが、発祥はハノイです。
ベトナムの歴史や慣習、伝統をコミカルな人形が演じてくれます。
ハノイでは活発に観光地を巡るよりかは、ゆったりとした時間をくつろぐことをおすすめします。