チチテイラー

ローラアシュレイの古いワンピースが着れなくなったので、リバティプリントと裏地の布を持って同じ形でオーダーしました。１日仕上がりで４０ドルは高いですが、デザインの再現率が高くて裏地の縫製も丁寧な仕上がりでした。店のスタッフは洋裁好きで、商いと制作への情熱を感じました。 

ワンピースを三点、シャツを一点オーダーしました。

<接客等>
スタッフの方は日本語がペラペラで、洋服作りに関する知識や経験も豊富だと感じました。デザインに適した生地のチョイスも的確だったと思います。

<私のオーダーについて>
オーダーが初めてだった事もあり、細かいところはお任せにしてしまいましたが、結果としてそれで良かったと言うかそのほうが良かったのではないかと思います。襟の開きなんかも私がこのくらいでと言うとそれではちょっと格好が悪いからもっと開けた方が良いというようにアドバイスしてくれて、実際仕上がりを見るとその通りだったかなと。
細かく自分で指定をしたい方にはアレコレとうるさく感じるかも知れませんが、私はこれで良かったです。
また自分でも参考に雑誌の切り抜きなど持って行きましたが、店にあったカタログ（……と言う名の日本のファッション誌の切り抜きを集めたファイル）が豊富だったし、恐らくファイリングしてあるものについては作り方をある程度確立してあるので安全かと思い、そこから選びました。
初日の午前中に頼んで仕上がりは翌々日の夕方になりました。帰国日だったのでどちらにしてもお直しは頼めないな～と思いホテルに届けて貰うようにしていましたが、受取日の午前中にお店に行ってみたところ一着は出来ているというので試着してみて、サイズ感は問題なかったので残りはそのまま配達にしました。
しかし約束の時間には来ず、一時間以上遅れて届いたので時間に余裕は見た方が良いと思います。
値段はデザインで決めているようで生地は関係無いようです。大体は生地の分量のようですが、作りが複雑だと少し高いようです。

シャツ：30ドル
・デザインは手持ちのコピー、サイズは採寸して貰って作りました。
・襟などもしっかりつくってあって縫製は丁寧でした。

ワンピース1：青いもの、56ドル
・デザインはお店のファイルから、ハイウエストのミニプリーツフレア。
・肩紐は特に聞かれませんでしたがアジャスタブルにしてくれていた。
・裏地もきれい、縫製も問題なし。
・立体的な作りの部分や後ろのゴムを入れた部分などもきれいに仕上がっていた。
・ファスナーも指定しなかったがコンシールファスナーになっていた。

ワンピース2：緑のもの、65ドル
・デザインはお店のファイルから
・ファスナーも指定しなかったがコンシールファスナーになっていた。
・縫製もきれいでサイズ感もよい

ワンピース3:茶色のもの、50ドル
・デザインはお店のファイルから、雑誌の切り抜きではなかったので誰かが作ったものなのかも
・サイズ感などは良かったし、ラインもとてもきれい。
・私の選んだ生地が残りが少なく足りるかどうか確認していて足りると言う事だったがギリギリだったようで裾が纏っただけになっていた。
・内側の部分で布の端をまつっていなかったり糸くずが大量に付着していて時間もギリギリだったのが伺われる。

細かい部分はお店の方に任せて、アドバイスも取り入れた上で、時間には余裕を持って頼むと良いかと思いました。三点目のワンピースが少し残念な部分もありましたが概ね満足です。
なお、注文時の伝票に書かれた注意書きによると、気に入らない場合にはキャンセルにも出来るようです。
それときちんと仕上がりに余裕を持って貰えれば、お直しなんかも頼めると思うのでお願いして帰国の前日には仕上がるようにして貰っておけば良かったかなと。お直しを頼めないとなると私のように仕上がりにムラが出る可能性があると思います。
採寸、仕上がりなどのサイズ感は非常に良かったと思います。
全体として、日本で同等程度で購入できる既製服を自分サイズピッタリに作って貰える・・・・・・くらいの感覚で行くと良いかと思います。それ以上を期待するのは違うかな。上等な生地ではありませんが、サイズをピッタリ作ってもらうだけでずいぶん見栄えがよいので、また行く機会があれば是非オーダーしたいと思いました。 

チチテーラーで生地持込でスカートをオーダーしました。デニムのスカートと同じデザインのスカートをストレッチの別の生地で作りたかったのです。１９ドルと言われました。私には安いと思えません。ホーチミンの前のフエでキロットスカートを９００００ﾄﾞﾝ約４５０円で作ってもらっていたので正直驚きました。以前ハノイに行ったときツアーで一緒だった人がブラウスやスカートを生地持込で作ってもらっていて、その時も一枚５００円くらいで出来たと聞きました。確かに物価も上がっているしホーチミンは高いのでしょうが・・・・以前生地代プラス２ドルでオーダー出来たという口コミを見ましたが持込だと高いのでしょうか？ 

街中を散策中、偶然に表通りのお店を発見。店内にある既成の服を見ていました。
ここで友人はワンピースを購入。
そして、オーダーできるのか聞いてみたら、店頭にある洋服と同じ型なら、値札に記載の販売価格+2ドルでオーダーができると聞いて、オーダーを決意！

お店の人の案内で、友人と共に、すぐ横の細い通りを入ったこちらのお店に到着しました。
カタログがあるというので見せてもらったところ、日本の女性誌の切り抜きでした。
生地も、「この形ならシフォンでもコットンでも大丈夫」等、日本語スタッフの方が間に入りつつ、教えてくれて、結局店内にあったブラウスと同じ型×1点、カタログで見たワンピース×2点、合計3点をお願いしちゃいました☆
生地から服になったところのイメージが難しく、生地選びなど戸惑いましたが、お店の方のアドバイスもあり、スムーズに決めることができました。
採寸時にも、胸の開き具合や、切り替えの位置など、細かく聞いてきてくれたので、思うままに希望を伝え、採寸終了。

特に、ワンピースの内の一方は、いろんな柄の入ったキュートなコットン生地を出してきてくれて、「この生地の黒い部分を使って、ココとココに切り替えを、裾はこの部分で・・・」等、アドバイスを頂けたので、初めての私は、ほとんど店員さんの言う通りにお願いし、開き具合や位置、幅などのみを指定する形でオーダーしました。

お店の閉店時間を過ぎても、数名のスタッフさんが、一緒に生地を選んだり、イヤな顔ひとつせずにお付き合い下さり、とっても楽しい時間でした。

引き取りに行ったところ、想像していた以上に、とってもかわいい仕上がりで、大・大満足♪
実は縫製等、事前に若干不安もあったのですが、仕上がりは全く問題なしで、ブラウスのボタンはくるみボタンだし、ワンピースの下地も引き攣れた箇所などもなく、ジッパーもスムーズ。全てに満足でした！！！

帰国後も、みんなから「かわい～♪」と褒められ、私の周辺では、「ベトナムに行きたい！」という女子が急増しています。

★ご参考までに、今回私が作った服の金額と素材をお知らせします。
1.ボウタイブラウス・・・シフォンにて。約23ドル
2.ワンピースA・・・シフォンにて。（裏地付き）　約49ドル
※こちらは友人とお揃いのデザインですが、丈や生地の違いから、友人の方は秋・冬仕様、私の方は春・夏仕様になりました。
3.ワンピースB・・・コットンにて。　約34ドル
※胸当て部分にバラが入るような形で、背中やお腹部分のセンターに黒いラインが入り、Vネックとウエスト高め位置に黒い切り替えが入る・・・と、オーダーしていないのに、生地を有効的にカッティング＆デザイン性を持たせてくれて、とってもカワイイ仕上がりになっていました！

3点の合計約106ドル。日本円にして、およそ9,800円程度かと思います。
散策時だった為、ドルもドンもあまり持ち合わせがなく、半額だけ先払いにして、引き取り時に残金をカード払いにして頂きました。（基本的には、全額前払いだと思います。）

私達は、土曜日の夕方の便で到着し、夜8時頃にお店に行ったかと思います。
通常は一日仕上げですが、翌日は日曜で、お針子さんがお休みとのことだったので、月曜の19：00に引き取りに行きました。

始めは、ただの散策時に飛び込んで、3着もオーダーなんて、ちょっと多かったかな・・・？と思っていましたが、今では、もっと作れば良かったと後悔しています。 

生地がイマイチでした。
一応、雑誌のカタログなど参考になるものはあるのですが、デザインの相談というのは、あまり細かい部分は伝えられないのでやはり希望のモノがある場合は、写真なりデザイン画なりあったほうがよさそう。

ただ、デザインがよくても、それを表現する生地が悪ければ問題になりません。デザインにあう生地というのはおのずと決まってくるもの。正直、無地のコットン、麻、薄地のプリントなどはともかく、ちょっとしっかりしたつくりの服をつくろうとするとかなり制限でそう。

結局、私は生地が気に入ったものがなくてやめました。

生地持込でもそんなに安くならないみたいですが、そもそも生地代がそんなに高くない（＝安物？）せいなのかなとも・・・