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水上マーケットと素朴な町並みを散策。のんびりとした時間を過ごせる

こんにちは、ベトナムナビです。ホーチミン旅行客の多くは、市内にとどまらず、ツアーを組んでメコンデルタ地方へも足を運ぶことでしょう。メコン川クルーズや水上市場、蛍鑑賞など自然を満喫する癒されスポットがたくさん点在するのがメコンデルタの特徴。今回紹介するのはティンヤン省のカイベー。ホーチミン市内から日帰りで行ける小さな町です。素朴な町並みに癒されましょう!

カイベーの基礎知識

<位置と面積>

カイベーはティンヤン省に属する県で、ホーチミン市から南西に下ったメコンデルタ地方の一つ。ヴィンロンやミトー、ベンチェーやカントーといった、メコンデルタ地方を代表する観光エリアに囲まれていることから、市街地では外国人観光客の姿もちらほらうかがうことができます。
<歴史>

メコン川の恩恵を受けたカイベーは、古くから富裕層の大土地所有で知名度があり、メコン川支流沿いからは西洋風の豪勢な邸宅をうかがうこともできます。目ぼしい観光資源はメコン川に尽きますが、ホーチミン市内から比較的近い距離にあることから、水上マーケットが観光スポットとして旅行客に支持されています。
<名物>

カイベーの名物はメコン川で獲れた川魚や、お酒など。お酒は醸造工場がいくつかあり、ホーチミンをはじめベトナム各地に地酒を届けます(度数はかなり高め)。それ以外にも南国らしいココナッツとお米も産地として挙げられます。

カイベーに行こう!

カイベーへはバスもしくはツアーで行くことができます。ただし、ローカルバスで行く場合は、ミトーで乗り換えが必要な場合もでてきますので、当日の運行状況を確認してください。おすすめはツアーに参加すること。カイベーまではホーチミン市内から約3時間程度の道のり。道中の田園風景もお楽しみに♪
名物水上市場へはツアー参加がおすすめ

名物水上市場へはツアー参加がおすすめ

道中はたくさんの水牛をみることができるでしょう♪

道中はたくさんの水牛をみることができるでしょう♪

水上マーケットを楽しもう_


カイベー観光最大の名所がこちら、「水上マーケット」です。メコン川の支流に広がる水上市場は、早朝がピーク。カントーの水上マーケットが最も人気がありますが、あいにく要一泊。日帰りでマーケットを鑑賞できるツアーは、カイベーだけとなります。水上では、卸売り船と小売船があり、卸売り船は自船の商品を長い竿に吊るして目印としています。小売船は、大小の船や観光船に寄って、日用品や軽食、飲料などを売ってくれます。
水上で仕事をしている風景。貴重な一コマです

水上で仕事をしている風景。貴重な一コマです

ツアーに参加すれば、高速船で鑑賞することができます

ツアーに参加すれば、高速船で鑑賞することができます

メコン川の恩恵を享受したカイベーの人々

メコン川の恩恵を享受したカイベーの人々

カトリック教徒も多くいるのが少し不思議ですね

カトリック教徒も多くいるのが少し不思議ですね

●水上で生活する人々

メコン川の川岸に沿って、脚の高い高床式住居が並んでいます。ベトナムでは、しばしば水上で暮らす彼らの生活様式を垣間見ることができます。水上で生活する子供たちは、住所がないため学校へ行くことも困難のようです。水上生活者が多いのは貧富の差が大きい証拠。土地が買えない彼らは、ここに住むしかないという事情も覚えておきましょう。

カイベーのホテル事情


個人旅行でカイベーへ訪れる方は、宿も手配しなければなりませんね。しかし、カイベーの市街地に宿はそれほど多くありませんので、ホーチミンのように歩けばホテルの看板をみかける、といったわけではないのは覚えておきましょう。しかし、カイベー自体個人旅行者が少ないので、ホテルの数は少なくとも、「空き部屋がない」といった状況にはならないのでご安心ください。

カイベーの町を散策


カイベーの町はすい水上市場がある川周辺が中心となります。メコンデルタらしい素朴な風景が広がり、旅行者はのんびりとした時間を過ごすことができるはずです。楽しみ方はそれぞれですが、町の散歩や、道端のオープンカフェで腰を下ろしたりと、彼らの生活に倣った滞在をおくってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、チュオンコンディン(Truong Cong Dinh)通りは中央に広場があり、周辺に学校や教会、市場やカフェなどがあります。
広場には老若男女が集う

広場には老若男女が集う

カトリック教会もあります

カトリック教会もあります

メコン川

メコン川

青空市場。素朴な光景です

青空市場。素朴な光景です

ホーチミンの学校では、毎週月曜日はアオザイの日になっています。もともと毎日着る制服だったのですが、アオザイよりもファッションを気にする学生が多いことから、ほとんどの学校が月曜日のみとなっています。しかし、カイベーではまだアオザイが制服。毎日下校時刻になると、大勢のアオザイを纏った学生が学校からでてきます。
ベトナムといえばアオザイ

ベトナムといえばアオザイ

日本のような制服の学生もみかけます

日本のような制服の学生もみかけます

三輪オート「セーラム」

セーラム(Xe Lam)と呼ばれるこちらの三輪オートは、ホーチミンやハノイといった都会では既に規制されて見ることができなくなってしまいました。が、カイベーではまだまだ現役で活躍しています。セーラムは言ってみれば運び屋さん。物品だけではなく、人も運んでくれます。
ちなみに観光客の移動手段はバイクタクシーがおすすめです。都心よりも大分安い値段で交渉できます。

メコンデルタ地方を旅行

個人でカイベーに訪れる旅行者は、ミトーやカントー、ヴィンロン、ソクチャン、ロンスエンといったメコンデルタの各都市を巡る方がほとんどです。長いバス旅となるので、道中の通過点としてカイベーに降り立って一泊する旅行者が多い印象です。

カイベーの日帰りツアー

カイベーのツアーで人気なのは「日帰りで水上市場を見学」するものです。早朝の集合ですが、水上マーケットから料理教室、サイクリング、高速ボートなどイベントは盛りだくさん。1日満喫することができるのでおすすめです。
水上マーケットの様子

水上マーケットの様子

船で生活する人たちもいます

船で生活する人たちもいます

ノンラーを被ってサイクリング♪

ノンラーを被ってサイクリング♪

料理教室もあります

料理教室もあります


いかがでしたか。カイベーはツアーで行く分には時間を持て余すことなく楽しめますが、個人旅行だと予め過ごし方を考えておく必要があります。「のどかな町に溶け込みたい」、そう考えている方におすすめのエリアとなります。以上、ベトナムナビがお届けしました。

記事登録日:2015-05-22

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-05-22

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