フーコック島で最も活気のある市場。早朝から昼過ぎまで大勢の人々で賑わう、庶民の台所的存在。観光客は一度は足を運ぶべき。
こんにちは、ベトナムナビです。
今回ご紹介するのがベトナム南端に位置するフーコック島で一番の規模を誇る「ユーンドン市場」です。
ユーンドン市場はフーコック島中心市街地に位置していて、空港からも目と鼻の先です。
フーコック島にはスーパーらしきショッピングセンターがないので、この市場は現在でも現役バリバリで活躍中!
フーコック島民の貴重な台所となっています。
今回はそんなユーンドン市場にお邪魔したいと思います!
市場への行き方
市場へはバクダン通りから橋を渡って行くのが近道です。ほとんどの旅行客はチャンフンダオ通り沿いのホテルに滞在することになりますので、まずは川沿いのバクダン通りに向かいましょう。
バクダン通りは川沿いからナイトマーケットまで続いている長い通りです。
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昼間は閑散としていますが、夜はナイトマーケットで盛り上がりを見せています。
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橋を渡ろう
バクダン通りと市場の間には川を跨ぐ橋がありますので、こちらを渡れば市場へ到着です。
しかし、実はこの橋はフーコック名物。時間が来ると人工的に橋を閉じて通行不可になります。さながらベネチアの風景のようです。係の人が橋を手押しして閉じ、船が行き来する光景を是非ご確認ください。
通行できるの時間帯が決められているので、予め確認しておきましょう。
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橋が閉じる間際は大勢の人が行き交います。
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◇橋を渡った先がユーンドン市場
橋を渡ればそこはユーンドン市場内となります。
おすすめの時間帯は午前中の早い時間。8:00から30分間は橋が通行不可なので、8:30分以降を見計らって行きましょう。早朝に獲れた魚や野菜、果物が並び、大勢の人たちで活気に満ちています。
多くのバイクも市場内を行き交いますので、歩く際はご注意ください(笑)
船に積まれた果物を引き下ろして市場へと運ばれます。
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バイクも縦横無尽に…
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旬な果物が豊富
とは言うもののベトナムは東南アジア。常夏の気候なので年間を通してほとんどの果物を味わうことができます。
バナナやスイカ、マンゴスチンにドラゴンフルーツとすべてが激安です!
お値段は量り売りで基本はキロ単位で購入します。おばちゃんと交渉すれば少量のグラム単位でも買えますので、食べ歩きをするのもおすすめです♪
豊富な果物の数々。日本のとはサイズが違います。
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果物の王様ドリアンも。一度試してみてはいかが?
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アヒルや鶏の姿も…
鳥インフルエンザがベトナムでも流行ったのをきっかけに、法律上は生きたアヒルや鶏の売買は禁止されています。
ただし、市場ではまだまだ盛んなのが現状。引き締まった鶏やアヒルは肉が多くて高く値が付くようです。今日も多数の鶏とアヒルが売られていきます。これも市場ならではの光景ですね。
檻に入った鶏たちです。
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豚の頭はローカルの結婚式や寺院へのお供え物には欠かせません。
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魚介も豊富
フーコック島では珍しくウニがたくさん獲れます。
世界の国々を見てもウニを食べる地域はそうはありません。ちなみに一個60円程度。ここで買わずともナイトマーケットではどこのお店にも並んでいる定番です。
その他にもシャコやエビ、魚もとっても美味しいのでおすすめ。ナイトマーケットですべてを食べ尽くしてもいいかも(笑)
魚を選ぶときは目を見て選ぶそうです。
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ベトナム全土でエビは大量に獲れます。輸出先1位は日本なのを知っていましたか?
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野菜や調味料もたくさん
フーコック産のヌクマムはベトナムでは高級ブランドとして知られています。
わざわざフーコック島まで買い付けにくる富裕層もいるほどです。
市場ではそんな高級ヌクマムが手軽に手に入るのがいいところ。また野菜を売っているお店もずらりと並んでいます。
こんな大量の野菜もお昼前にはほぼ完売です。
市場の最奥が野菜コーナーです。
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野菜を売っている青空市場は絵になりますね♪
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日用品もたくさん
その他日用品から服飾品まであらゆる商品が揃っているのがこの市場の特長。
フーコック島に住む人々の生活風景を垣間見ることができる貴重な市場です。
ちなみに外国人観光客の姿も多いため、皆さん外国人慣れしています。
人々は島民らしい穏やかな性格なので、言葉は通じずとも思い出に残る触れ合いができるはずです。
一見帽子のようですが、実はヘルメット。これがベトナムの流行りです。
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こちらはブン。フォーと同じくベトナム人の庶民的麺料理です。
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市場が活気に溢れているのは11時ごろまで。というのも、昼前にはほとんどの品々が売り切れになるんです。
ナビは午後に行ったときは、既に閑散としていて市場はなくなっていました。
少し早起きして早朝の市場を楽しんでください。
いかがでしたか。
近代化に伴い東南アジアでも市場は徐々に廃れていく昨今、フーコック島では今日も元気に市場は繁盛しております!!
「この雰囲気が東南アジアの魅力!」と言われる方も多いはずです。
是非フーコック島へお越しくださいませ。
以上、ベトナムナビがお届けいたしました。