こんにちは、ベトナムナビです。ここ十年ほどでベトナムもすっかりと観光地として日本人に知られるようになりました。とはいえ、ベトナムの観光地といえば、ほとんどの人は「ハノイ」と「ホーチミン」を思い浮かべることでしょう。しかし、ベトナムには他にも日本人が行って満足するようなリゾート地がいくつかあります。そこで、今回は一生に一度は行ってほしい、ベトナムのリゾート地をご紹介します。
何日居ても飽きない!「ニャチャン」
まず最初にご紹介するのは、ベトナム中南部に位置するカインホア省の省都であるニャチャン。中部ダナンが人気になる前は、外国人にとってビーチリゾートといえば、ここニャチャンくらいでした。いまでも欧米人にとってはダナンよりもニャチャンが人気です。ニャチャンでは7km以上にわたって続くニャチャンビーチが市街地傍に広がり、メインストリートはビーチ沿いを走るチャンフー通りとレタントン通り周辺。ここが滞在の拠点となります。シーフードレストランや安マッサージ店、雑貨店にカフェなどがこのエリア周辺に集まっています。
ニャチャンが人気の理由は「ビーチ以外にも観光スポットがたくさんあること」です。南部には海洋博物館やビンパールランドと呼ばれる巨大テーマパーク。北部にはチャンパ王国の遺産のポーナガルやホンチョン岬など。また市街地にもニャチャン大聖堂やダム市場などが点在しています。海水浴と合わせれば、1日2日では到底回りきることはできませんし、夜もナイトマーケットやスカイバーなどと見どころは多々あります。ビーチで泳ぐ人もそうでない人もニャチャンは満喫することができます。強いていえば、ダナンのような広大な面積を保有するリゾートホテルがないという点はちょっと残念。
リゾート“アイランド”なら「フーコック島」
続いてご紹介するのは、「フーコック島」と呼ばれるメコンデルタ地方最西端の島。ハーティンという町から高速ボートで行くことができるほか、ホーチミンから空路で1時間程度で行くことができます。ベトナム最大の離島とはいっても、人口はおよそ10万人程度の小さな島。バイクや車をチャーターして島内を散策すれば、1日で一周することも十分可能です。ただし、ほとんどの観光滞在は中心市街であるユーンドーン市内に留まります。慌ただしく観光に出かけるよりは、美しいビーチでゆっくりするのが、ここでのおすすめの過ごし方です。
観光スポットとしては、コショウ畑やヌクマム工場の見学、ココナッツプリズン、真珠の養殖場などが主となります。いずれも見学にかかる所要時間は15~30分程度なので、1日ですべて見て回ることも十分可能。余った時間はホテルライフやマリンスポーツなどをして過ごし、リゾートアイランドらしい時間を楽しみましょう。また、夜にはバクダン通り沿いにて毎夜ナイトマーケットが開催されます。ほとんどのお店は海鮮を扱っていますので、まずは値段の相場を調べることから始めましょう。市内にはお土産店がほとんどないので、このナイトマーケットに出店している雑貨屋台で買い物するか、ホーチミンに戻ってからショッピングするかとなるでしょう。
世界遺産とビーチを欲張り制覇!「ダナン」
現在日本人旅行者の増加率が最も高いのが、ベトナム中部ダナン。市街地と対岸はロン橋でつながれていて、同橋を渡り真っ直ぐ進んでいくと、ダナン最大の繁華街であるミーケービーチが広がっています。そのミーケービーチから南下すると、海はノンヌオックビーチに変わり、この周辺には近年5つ星のリゾートホテルが建て続けにオープンしています。ダナン観光では「市街地観光」、「海水浴」、「世界遺産散策」の3つを楽しむことができます。市街地観光ではチャム彫刻博物館やダナン博物館、ハン市場とコン市場、ダナン大聖堂などが有名。海水浴は大衆海水浴場はミーケービーチで、ノンヌオックビーチはホテルが一区画を所有しているので、こちらの海を楽しみたい場合は、周辺のホテルに宿泊する必要があります。
世界遺産散策では、「ホイアン」、「ミーソン遺跡」、「フエ」の3つの遺産を見ることができます。この中でダナンから最も近いのはホイアン旧市街。ノスタルジー香る懐かしい町並みが印象的です。ミーソン遺跡はホイアンから1時間ほどかけて行けるチャンパ王国の遺跡。歴史やヒンズー教に興味がある方は、こちらも行ってみるといいでしょう。一方フエは中北部に位置し、ダナンから車で3時間弱かかります。要所だけをピックアップすれば1日の日帰り観光も楽しめます。ただし、世界遺産の建築物をゆっくりと見学したい方は、最低1泊は準備しておくといいでしょう。
いかがでしたか。ダナンは日本人の間でも認知度が上がってきましたが、フーコック島やニャチャンはまだまだ知らない人の方が多いですね。東南アジアにリゾートを求めにやってくる旅行者は多く、プーケット島やパタヤ、セブ島、ボルネオ島、ランカウイ島などが人気ですが、次の旅行はここで挙げたベトナムリゾート地に行ってみてはいかがでしょうか。