本当に興味深い!知って面白いベトナムの10個の事実

ますますベトナムが好きになる!旅行する前に知っておこう♪

こんにちは、ベトナムナビです。これからベトナムを旅行する人は、少しでも現地情報を仕入れておきたいところですよね。今回紹介するのは、観光情報ではなく、知られざるベトナム及びベトナム人の事実と習慣。ベトナム人がどんな人なのかを知れば、ますますベトナムのことが好きになるはず。今回はあまり知られていないベトナム人の10個の習慣と事実をご紹介します。

1.国民IDには部族が表記されている

日本では自己の身分証明書には健康保険証や運転免許証を使うのが一般的ですね。しかし、ベトナムではそうではなく、一人一人に配布される国民IDを使用します。この国民ID自体は世界を見ればそれほど珍しくはありませんが、ベトナムのIDには、自分がどの部族なのかが記載されています。ベトナムは53の少数民族と人口80%以上のキン族(ベトナム人)で構成されてます。日本にはない多民族国家らしい記載欄ですね。

2.アオザイは中国のチャイナドレスとは関係ない

ベトナムの伝統衣装であるアオザイ。上衣と下衣に分かれている違いはありますが、ぱっとみは中国のチャイナドレスとかなり似通っていますよね。ベトナムはほとんどの時代で中国の属国だったため、チャイナドレスを模倣したのがアオザイと思われがち。しかし、実際は違うようです。アオザイはもともと農村の人たちが切る普段着でした。それが徐々にデザインが変化していき、フランス統治時代にフランスの優美で自由なデザインセンスが取り入れられて、現在のアオザイになったと言われています。真実は分かりませんが、ベトナム人に「アオザイって中国由来でしょ?」なんて聞いたら確実に怒られます(笑)
ベトナムといえばアオザイですね

ベトナムといえばアオザイですね

実は男性用のアオザイもあります

実は男性用のアオザイもあります

いまでもアオザイは制服です

いまでもアオザイは制服です

ベトナム旅行ではたっぷりと癒されていってください。

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3.日本と韓国のような関係がベトナムにもある

歴史上日本と韓国は非常に密接な関係があり、その尾は現在も引いていますね。実はベトナムでも似たような関係の国があります。それがお隣のカンボジア。クメールルージュの時代にベトナムはカンボジア解放を大義名分に掲げ、カンボジア侵攻をしました。結果的に開放に導くことができたので、ベトナム人からしてみると「感謝されるべき」ですが、カンボジア人からみると、「誰も頼んでない。余計なことするな」と思っているらしく、現在でも多くのカンボジア人はベトナム人を快く思っていません。一方ベトナム人はカンボジア人のことは何とも思っていなく、カンボジアに行く旅行者も多いほど。他人とは思えない親近感がありますね。
カンボジアのトゥクトゥク

カンボジアのトゥクトゥク

カンボジアの首都プノンペン

カンボジアの首都プノンペン

4.南部名物フーティウはカンボジア由来の可能性がある

こちらもカンボジア絡み。ベトナムには南北に象徴となる麺料理があり、北部はご存知の「フォー」。そして、南部はフーティウと呼ばれる米粉の麺があります。しかし、実はこのフーティウは、もともとカンボジア由来という説が濃厚。カンボジアには「クイティウ」という麺料理があり、麺の色形、スープの味までフーティウとそっくり(もちろん発音も)。フーティウはこのクイティウが南部メコンデルタに伝わった(昔メコンデルタはカンボジア領土)ものとされています。ただし、こちらもベトナム人に言わせると、「フーティウはもともとベトナムの郷土料理」とのこと(苦笑)
スープの有無を選べる

スープの有無を選べる

牛出汁と鶏出汁のフォーに対して、フーティウは豚骨ベース

牛出汁と鶏出汁のフォーに対して、フーティウは豚骨ベース

5.億越えの土地がゴロゴロある

東南アジアといえば、物価が安いイメージがありますね。そのイメージは大当たり。ベトナムのGDPはまだ2700ドル程度。つまり年収が30万弱ということです。しかし、ホーチミンやハノイといった大都市圏では、1億円を超える土地がゴロゴロとあります。ホーチミンの南方にある7区フーミンフンは、高級住宅街として知られていますが、そこでは白亜のビラが建ち並んでいて、土地+家で3~7億円程度で売りに出されています。現在ベトナムは日本の高度経済成長期に似ていますが、本当にびっくりですね。不動産を投機目的で転がしている人は、日本人でもびっくりするくらいお金持ち。駐車場にフェラーリやランボルギーニなどが普通に止まっています。
現在も高級マンションが次々と建設中

現在も高級マンションが次々と建設中

高級ビラ。軽く一億は超える

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6.ベトナムの芸能人はステータスが低い

もし日本の町中で人気の役者さんや歌手、芸人を見かけたら、大勢が集まって握手やサインを求めたりして大騒ぎとなりますね。しかし、ベトナムではそういった芸能人の地位が低いのが現状。誰もが知る有名人がそこらへんのカフェでインタビューうけていたり、撮影していたりしてますし、そこに群がる野次馬もほぼ皆無。ベトナム人の多くは、芸能の仕事に関してはあまりいい印象を持っていないようです。もちろん有名人になると大金持ちですが、日本ほどの夢はないのかもしれませんね。
ホーチミンのカフェ

ホーチミンのカフェ

誰もがしるお笑い芸人。500円程度でライブ鑑賞できます

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こちらも全国的に人気の歌手ですが……

こちらも全国的に人気の歌手ですが……

7.日本の曲も多く知られている

ベトナムでは日本の昔の曲がベトナム人にカバーされていて、一部歌は非常に高い知名度があります。例えば「雪の華(中島美嘉)」、「碧いうさぎ(酒井法子)」、「素敵だね(RIKKI by FF10」、「もう恋なんてしない(槇原敬之)」、「For フルーツバスケット(岡野律子)」、「愛人(テレサテン)」などが人気。素敵だねはFF10がベトナムでも流行ったため、またフルーツバスケットはベトナム人シンガー(無名)がカバーして、それがネット上で人気となりました。ちょっと残念なのは、雪の華は日本→韓国→ベトナムとカバーの流れになっているため、中には「雪の華って韓国の歌でしょ?」と言う人もいます。
ドラえもんの歌も誰もが知っている

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人気歌手が日本の歌をカバーもしています

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8.日本のベトナムへの投資額は世界1位!

ここ十年ほど、日本は多額の投資をベトナムに行っていて、2017年には韓国を抜いて1位となりました(累積ではまだ若干韓国が優位)。政治、法律、経済、インフラなどあらゆる面において現在日本はベトナムと密接なつながりを持っています。ホーチミンやハノイに行けば日本との関係が分かる光景にいくらでも出会うことができますし、多くの大学生が積極的に日本語を学習してくれています。昨今日本ではベトナム人による犯罪が多発していますが、日越団結して問題に取り組み、さらなる関係強化に取り組んでおります。日本とベトナムの関係が深まれば、空港で路線が増えたりと旅行者にとっても優位となります。今後も期待したいですね。
日本の建築会社も進出しています

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日本人も実は多くベトナムに暮らしています

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日本出資の地下鉄メトロも直完成予定

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ミニストップ、セブンイレブン、ファミリーマートが進出中

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9.ハノイとホーチミンは東京と大阪の関係

東京と大阪、関東と関西がライバル関係にあるように、ベトナムの北部と南部、ハノイとホーチミンは似たような関係と言えます。ハノイとホーチミンでは人々の性格や気質も違いますし、言葉の発音も異なります。「ハノイ人とは結婚したくない。発音が嫌だ(ホーチミン女性)」、「南部人は言葉が汚い。(ハノイ男性)」、そんな言い合いは、傍から見ていると非常に興味深く、面白いものがあります。ちなみに首都はハノイですが、経済の要所はホーチミンとなり、これもライバル関係となっている要因の1つのようです。
ハノイ旧市街

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ホーチミン市街地

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10.社会主義なんてまるで感じない!

ベトナムは世界でも少数となる社会主義国家。思想はマルクス主義を受け継いでいます。確かに政府の政策、法律、プロパガンダなどを見ると日本ではちょっと考えられないことがしばしば起こりますが、普通に生活していたり、旅行している分にはほとんど社会主義の影をみることはありません。また、社会主義というと、どことなく人々も閉鎖的な印象があるかもしれませんが、ベトナム人はみんな本当に大らか。南国らしいほがらかな性格で、何よりも自分に素直。彼らと接していると、自分が何だか若返ったような気さえします。旅行者も積極的に現地人と交流する場を見つけてみてください。公園に行って現地人に話しかけてもいいですし、レストランやカフェで従業員とちょっとした会話をするだけでも面白いものです。
みんな気さくなベトナム人

みんな気さくなベトナム人

ハノイ市街

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ホーチミンの夜

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いかがでしたか。ベトナム人やベトナムをよく知れば、さらにベトナムのことが好きになるはず。大きな期待を抱いて、次のベトナム旅行を楽しんでいってください。以上、ベトナムナビがお届けしました!
関連タグ:習慣

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-02-22

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