生はちみつが超おいしい!ベトナムの人気土産ブランド「ユーゴック」を徹底紹介!

ユーゴックの若き女性社長に突撃インタビュー!

こんにちは、ベトナムナビです。ベトナム旅行でのお土産は何にするか、日本にいるうちから考えていますか。ガイドブックに載っているものだけではつまらない。是非手に入れて欲しいお菓子のお土産ブランドがあります。今回は、ホーチミン旅行者の間で爆発的な人気を誇る「ユーゴック」というブランドのベトナム人女性社長に突撃インタビューさせていただきました。ベトナムの特産である“生はちみつ”や“マカダミアナッツ”、そして“お酒”をメインに扱い、日本人旅行者に特化したお土産ブランドです。

ベトナムのホーチミンで生まれた「ユーゴック」とは

まずは簡単にユーゴックのご紹介。ユーゴックは2017年にベトナム南部ホーチミンで生まれたお土産ブランド。ベトナム人女性社長が経営して、日本マーケットは日本人が担当。当初は生はちみつの専門店からはじめたのが、現在ではマカダミアナッツ、パームシュガー、地元名産のお酒などがラインナップ。ブランドを立ち上げた最初こそ、噂を聞きつけたベトナム人が客層の大半でしたが、現在は外国人旅行者、主に日本人がほとんどとのことです。
ⒸYUGOC-パームシュガー

ⒸYUGOC-パームシュガー

ⒸYUGOC-マカダミアナッツ

ⒸYUGOC-マカダミアナッツ

ⒸYUGOC-カカオ酒

ⒸYUGOC-カカオ酒

ベトナム人女社長はまさかの25歳!

ベトナムでは若くしてブランドを立ち上げて成功を収める人も多いですが、今回インタビューさせてもらったYUGOCのグエン社長は、なんとまだ25歳。いったいどういう経緯でブランドを立ち上げることになったのでしょうか。

グエンさん「もとは普通の銀行員でした。数年前に日本で流行った“半沢直樹”と同じ融資課です(笑)。しかし、現在マーケットを担当してくれている日本人の方と知り合い、彼に私の田舎の特産である生はちみつをお土産にプレゼントしました。すると、彼が「これをしっかりとした品質にして、お土産らしいギフトボックスに入れたら売れるんじゃないか?」と提案され、共同で立ち上げることにしました。それが最初です。」
グエンさん「ベトナムでは古くから健康食として生はちみつが飲まれていました。ただし養蜂場はどこも小さいので、ホーチミンやハノイといった大都市に出回るのはほんの一部。スーパーで売っているような蜂蜜は砂糖や香味が加えられていて、さらさに熱処理がされているので、本当の蜂蜜とはいえません。でも、田舎で買える本当の蜂蜜は、蜂の死骸やフンが混入していたり、ミネラルウォーターのペットボトルにラベルもはがさずに入れて、ツアー先で売っていたりします。見た目と清潔さを大切にする日本人旅行者は、それをみて「うぇ~」ってなっているのをみたことがあります」。

なるほど。だからユーゴックを立ち上げて、日本人を含む外国人旅行者に売れるよう、しっかりとした品質と包装をしたのですね!

パッケージ&ラベルへのこだわり

お土産は基本的にギフトボックスにいれたものを買うことができます。また、パッケージやラベルデザインにもこだわりがあるんですよね。

グエンさん「はい。まず、商品を作るにあたって、ギフトボックスもパッケージもラベルもすべてベトナム人のデザイナーに依頼しています。これはやはりベトナムのお土産だからですね。でも、これだけだとスーパーで売っているような、いわゆるダサいデザインになってしまうので、そこで、日本人マーケットを担当してくれているパートナーがベトナム人デザイナーに指示をして、共同で作成しました。商品のラベルデザインは1種につき1か月くらい時間がかかっています」。
なるほど。相当こだわっているようですね。ちなみに、ラベルやギフトボックスのデザインは、どのようなテーマで決めているんですか。

グエンさん「ユーゴックで販売している商品コンセプトでもあるのですが、“南国らしい”、”ベトナムらしい”、“海外旅行土産らしい”がコンセプトです。ラベルにあたっても同じで、パッと見て、これが海外旅行土産だと分かること、受け取った相手は南国をイメージして、「どっか東南アジアでも行ってきたんだ?」と予想できるようなデザインを心がけています。

蜂蜜のラベル。ロゴは小さくあまり目立っていないのがいいですね

蜂蜜のラベル。ロゴは小さくあまり目立っていないのがいいですね

お酒のラベル。確かに南国っぽさが滲み出ています

お酒のラベル。確かに南国っぽさが滲み出ています

日本人に売る難しさやPRしたいことなどは?

ベトナム人に売るのとはわけが違いますし、また、旅行者向けに販売するにあたっての難しさもあったのではないでしょうか?

グエンさん「そうですね。たくさん苦難がありました(苦笑)。一番大変だったのは蜂蜜の液漏れと瓶同士がぶつかって破損してしまうことですね。蜂蜜は一回ひっくり返すと、瓶に蜜が付着して何日も時間をかけて外に滲みでてしまいます。また、ギフトボックスは3つ1セットですが、瓶同士が飛行機の預け荷物の中でぶつかってしまって割れていまうことがあります。まず、何度も検証して割れてしまう原因を掴み、それでこのように(写真)のようなストッパーをつけて、さらにストッパーに特殊なのりとテープを貼ってずれないようにすることで解決しました。最大の問題である液漏れは、瓶にシールを貼ってひっくり返してもキャップに蜂蜜がつかないようにすることで解決しました。あとは未開封キャップをつけて完成です。

どのくらい時間かかったんですか?

グエンさん「販売しながら何度も瓶工場などに足を運んで、結局全部解決したのはユーゴックを立ち上げて半年以上すぎたころでした(苦笑)」

商品について〜生はちみつ

日本の蜂蜜との違いと、ユーゴックの生はちみつの特徴は?

グエンさん「日本では普通の花から獲れた蜂蜜が大半ですが、ベトナムの蜂蜜は果物の花から獲れる蜂蜜なので、種類によって味が全然違いますし、独特の甘さがあります。たぶん一口食べてみると、「私の知っている蜂蜜の味じゃない」って感じると思います。いまユーゴックではランブータン、竜眼、コーヒー花とすべてベトナムの名産品から蜂蜜を作っています。また来年は種類を増やすつもりですので期待していてください。また、ユーゴックでは直接蜂蜜農家から仕入れています。農家の人と直接交渉して、農場を見せてもらうことを大切にしています」

非加熱の生はちみつを売りにしていますが、そのことについておしえてください。

グエンさん「非加熱の生はちみつは正直日本では蜂蜜農家の直売店でしか買えないものだと思います。ミツバチが運んでくる蜜と水分だけで構成されたのが生はちみつで、砂糖や香味、添加物は一切含まれていないものを指します。また、蜂蜜は栄養満点で完全食品としても知られていますが、一度熱処理してしまうと、栄養はすべてなくなってしまいます。ただ、逆に熱処理しないと、時間経過とともに色や風味が濃くなります。スーパーだと見た目が大事なので、一度熱処理した物を売るのが普通です」
果実の蜂蜜。日本ではほとんどない

果実の蜂蜜。日本ではほとんどない

養蜂場の様子

養蜂場の様子

社長が直接交渉しています

社長が直接交渉しています

商品について〜お酒

お酒の商品についておしえてください。

グエンさん「お酒はスーパーで売っているようなものはつまらないですよね。だから、ユーゴックではそこらへんでは買えない地元の名酒を扱っています。例えば「もち米焼酎」は私の田舎のロンアン省の名酒。カカオ酒はメコンデルタのある都市の名酒で、そこでしか基本は手に入れることができません。ココナッツ酒も同じです。あと、ベトナムで売っているお酒はすべてアルコールが40度と高いので、日本人に売る分に関しては25度まで下げてもらっています。これも醸造所と直接交渉しているからできることです。
ココナッツ酒

ココナッツ酒

カカオ酒

カカオ酒

もち米焼酎

もち米焼酎

ユーゴックの商品の購入方法は?

グエンさん「ユーゴックの商品は、ホーチミン市内のいくつかの雑貨店やスパといった、旅行者向けのお店で買うことができます。あとはオンラインショップでも買えます。こちらの方が若干安く購入できます。オンラインショップの場合は、旅行者の滞在時間に配慮してバイク便で宿泊ホテルまでおうかがいして、代引きにてお渡しします。時間指定も詳しくすることができて、例えば「22時に持ってきてくれ」といった夜便対応もしています。すべては旅行者のためです!」

ユーゴック
HP:https://yugoc.com/
※オンラインショップ
ユーゴックの販売店
https://yugoc.com/store


2019年以降はハノイでも販売を予定しているとのこと。また、日本でも販売開始をするとのことです。

いかがでしたか。今回はユーゴックの社長グエンさんにインタビューをしました。生はちみつやマカダミアナッツ、ココナッツ酒など、どれも南国らしさ120%のお土産ですよね!是非次のホーチミン旅行では、ユーゴックのアイテムを購入していってください。以上、ベトナムナビがお届けしました。
関連タグ:お土産お菓子

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-12-21

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