3月&4月のベトナム【2017年】

こんにちは、ベトナムナビです。日本では春爛漫の桜咲く時期。学生の卒業、新社会人などなど、時代の節目のシーズンでもあります。春休みを利用して、卒業旅行を計画するのもこの3月と4月の時期。4月から新社会人となる方にとっては、次いつ長期旅行ができるかわかりませんので、この学生最後の旅行は否が応でも力が入ります。今回は3月と4月のベトナムをご紹介。イベント、おすすめエリアなどをご紹介しますので、充実した観光プランを練ってください。

カレンダー編

3月8日 女性の日(祭日)

国際女性の日と呼ばれている共産系のイベント。ベトナム人にとってはバレンタインデーよりも重要視する人が多く、カップルだけではなく、身近の女性に日ごろの感謝を込めてプレゼントを贈ります。

4月6日 フン王命日(祝日)

旧暦3月10日に制定されたフン王の命日。ベトナムを建国した伝説上の王様です。この日は祝日となり、2017年は月曜のため多くのベトナム人は2~3連休。国内旅行組で観光エリアは混雑が予想されます。

4月30日 南部解放記念日

15年続いたベトナム戦争が終結した日。翌年南北ベトナムは統一を果たし、現在の国家(=ベトナム社会主義共和国)が誕生しました。

天気・天候編

3月&4月は全国的に乾季のシーズン。ベトナム旅行のベストシーズンとなります。どの観光エリアも雨降りに遭う確率は少なく、滞在中雨にまったく遭わないこともあるでしょう。
<北部>
平均気温 23度 降水量 80mm
<中部>
平均気温 26度 降水量 20mm
<南部>
平均気温 30度 降水量 40mm

ピックアップエンタメ

3月8日:女性の日

女性の日では、男性が女性に花束を贈るのが古くからの習慣。通りには花を売る行商や露店で溢れ、町はカラフルに包まれます。日本にはない習慣ですが、ベトナムでは非常に大切にされている日なので、この日に旅行される方は、彼らに倣って大切な人にプレゼントを贈ってみるのはいかがでしょうか。最近では花束ではなく、香水やネックレスなどを贈る男性も多くなってきました。

3月&4月の過ごし方

3月4月はベトナムは全国的に乾季。特に南部は一年のうちで最も暑くなる時期です。また、この時期はビーチエリアもおすすめ。雨降りの心配のない海水浴日和を過ごすことができるはずです。ただし、紫外線と日焼け対策は忘れないように。日本よりも紫外線の量は多いと言われています。また、北部ハノイ旅行者はカーディガンや長袖も持っていくことをおすすめします。4月になると温かさが増しますが、3月の早い時期はまだ寒さが残り、朝と夜は肌寒くなります。ハロン湾やニンビン省、サパといったアウトドアエリアに向かう方も長袖は用意しておくといいでしょう。

3月&4月のおすすめエリア

●ムイネー

ムイネーはベトナム中南部の砂丘と海の町。海水浴ができる砂浜地帯はそれほど広くはありませんが、ホテルはオンザビーチのため、部屋から海を眺めることができますし、コテージタイプの宿では部屋を出たら正面に大海原が広がっています。そのムイネーはホーチミンからバスで5時間強。寝台バスも出ているので、それほど苦にはなりません。メインストリート沿いのグエンディンチウ通り、田舎景色が心地よいヒュエントゥックカン通り、その先にある黄色い砂丘のイエローサデューン。そして幻想的な白い砂丘のホワイトサデューンなど見どころはたくさん。2泊くらいすると満足いく観光ができるかと思います。
どこまでも続く果てしない道

どこまでも続く果てしない道

チャンパ王国の遺産

チャンパ王国の遺産

イエローサデューンでは砂滑りができます

イエローサデューンでは砂滑りができます

妖精の渓流と名付けられた小川

妖精の渓流と名付けられた小川

海の町といえばシーフードは欠かせません。ムイネーには小洒落たレストランはなく、気品漂う高級レストランはホテル併設の店くらいです。ただし、ムイネーに似合うのは海辺に建つオープンエアの海鮮食堂。潮風に煽られながらとる食事は格別の味。南国ライフを満喫することができます。また、夜はライブミュージックを聴きながらカクテルやウォッカを飲むナイトライフはいかがでしょうか。グエンディンチウ通り沿いにはこの手のレストランがいくつもあります。ちなみに冷房の効いたレストランはほとんどありません。
ホテルライフも

ホテルライフも

新鮮な魚介を堪能

新鮮な魚介を堪能

ナイトライフはとても楽しいです

ナイトライフはとても楽しいです

こちらは「シーリンクスビーチリゾート&ゴルフ」。小高い丘に広がる施設はゴルフ、ホテル、ワインキャッスル。ホテルは5つ星のリゾートホテルで、ワインキャッスルは世界各国から取り寄せたワインを試飲できるお城。ゴルフは風が強く難関なコースが多い全18ホール、7617ヤード。ゴルフ好きは思う存分楽しんでいってください。
ゴルフ。観光エリア中心にあります

ゴルフ。観光エリア中心にあります

ワインキャッスル

ワインキャッスル

絶好の海水浴日和が続く「ニャチャン」

ニャチャンは近年日本人にも注目されているビーチリゾート。諸外国のリゾートエリアと比べると、穏やかな町並みが広がり、ネオンで煌めく繁華街もないことから、子供連れのファミリー旅行者にも支持されています。ニャチャンまではホーチミンのタンソンニャット空港から国内線に乗り換える必要があります。ホーチミンからニャチャンまでは1時間程度なので、滞在時間に余裕がある方は両都市観光することができます。
ニャチャンビーチは7キロにわたって続く砂浜が印象的。ビーチ脇を南北に走るチャンフー通り、そこから市内に入るレタントン通りやグエンティミンカイ通り、ヤーシン通りが観光の中心エリアとなります。
ニャチャンの楽しみ方は海水浴だけではありません。ツアーデスクで申し込めば、離れ小島に行ったり、貸し切りボートに乗ることもできます。もちろんマリンスポーツも可能で、ジェットスキー、シュノーケル、ダイビング、パラセーリングなども楽しむことができます。また、日本人に人気のダイビングは最初に講師による簡単なレクチャーを受けることになりますので、初めての人でも問題ありません。3月4月の時期はニャチャンの海は最も透明度が高いので、マリンスポーツはかなりおすすめのアクティビティ。
離れ小島へ行くツアー。毎日催行しています

離れ小島へ行くツアー。毎日催行しています

マリンスポーツショップもたくさんあります

マリンスポーツショップもたくさんあります

市内の観光スポットに焦点を当てると、北部にはホンチョン岬、チャム塔、泥温泉。市街地にはダム市場、ニャチャン大聖堂などがあります。それ以外にも道端のロブスターを売る露店や行商も海の町らしくていいものです。一方南方へ進むと巨大テーマパークの「ヴィンパールランド」があります。離れ小島一島丸ごとテーマパークした遊園地で、内部は定番アトラクションに加え、水族館やプール、ビーチなどさまざまな施設に恵まれています。また、各名所まではタクシーで行くのもいいですが、自転車をレンタルしてサイクリングするのもおすすめです。自転車はホテルもしくは通り沿いに並ぶツアーデスクでレンタルすることができます。
不定期にチャムダンスが鑑賞できます

不定期にチャムダンスが鑑賞できます

ニャチャン大聖堂

ニャチャン大聖堂

海を眺めながらカクテルやトロピカルジュースを飲みたいならホンチョン岬にあるホンチョンカフェに行きましょう。高台にあるため眺めは絶景。シーフードを食べたいのであれば、グエンティミンカイ通りやフンブオン通りを歩いてみてください。シーフードを扱うレストランや屋台、食堂をいくつも見つけることができます。ただし、ニャチャンは外国人客がほとんどのビーチリゾート。それほど安くはありませんので食べ過ぎに注意です(苦笑)。
数十の魚介がタライに活けてあります

数十の魚介がタライに活けてあります

ロブスター。大きいですね

ロブスター。大きいですね

3月&4月のピックアップグルメ

こちらはベトナム料理でおなじみの「チャーカー(Cha Ca)」。日本でいうさつま揚げです。魚のすり身を揚げ料理で、海の町の名物とされています。スーパーでも気軽に買える惣菜の一つで、そのまま食べるのはもちろん、フォーやブンといったスープありの麺料理の具としても活躍します。


いかがでしたか。3月4月は全国的に晴れ渡る青空が見れそうです。ムイネーやニャチャンは乾季のシーズン以外はなかなか楽しむことができないので、是非おすすめです。もちろんその他の地域もベストシーズンを迎えるので、観光エリアはよく吟味してください。以上、ベトナムナビがお届けしました。
関連タグ:3月4月

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-02-17

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