フーコック島の5つの楽しみ方

これを知っておけば、充実したフーコック島観光ができます♪

こんにちは、ベトナムナビです。今回スポットを当てるのは、ベトナム最大の離島にして、メコンデルタ地方最西端に位置する「フーコック島」です。「えっ?フーコック島ってどこ?聞いたことない」という人もたくさんいることでしょう。それもそのはず。フーコック島はまだまだ観光開発やインフラ整備が進んでいなく、現地人のみ行く保養地で、外国人にとっては未開でした。旅行会社では「ベトナム最後の秘境」などと呼ばれているほど。しかし、近年は観光開発が進み、外国人にも注目されはじめてきました。そこで、フーコック島に初めて行く旅行者向けに、現地で何をして過ごすのがおすすめなのか、フーコック島の楽しみ方を5つご紹介したいと思います。

楽しみ方その1:現地人の暮らしの様子を垣間見る

フーコック島は良くも悪くも観光地化されていません。道を歩いていてぼったくりツアーを斡旋してくるおじさんもいなければ、電車もありませんし、外国人向けの英語の標識などもありません。フーコック島の中心市街地は、ユーンドン市と呼ばれる町ですが、その中心でさえ繁華街というほど栄えてはいません。だらこそ、市街地を散歩して現地のベトナム人の生活風景を垣間見てはいかがでしょうか。
フーコックの島民の多くは何かしら漁業に携わっています。しかし、みんなが平等に普通の生活ができているわけではなく、御覧のような海に住居を建てて生活をしている人がいるのも事実です。また、ホーチミンの本土とフーコック島を往復しているため、船上が生活の場になっている現地人も多くいます。ユーンドン市を歩けば港町特有潮風が香ったり、食堂や屋台で食事をとる現地人、浜辺に椅子を立ててサンセットを眺めるカップルなど、何気ない生活の様子をみることができます。
漁師さんたち

漁師さんたち

ビーチでたむろす現地人

ビーチでたむろす現地人

今日も屋台で働く人たち

今日も屋台で働く人たち

石山殿は観光地ですが、普段は一般の現地人が参拝する寺です

石山殿は観光地ですが、普段は一般の現地人が参拝する寺です

楽しみ方その2:写真撮影の旅に出る

フーコック島で見ることができる日没は、ベトナムで最も美しいサンセットと言われています。タイランド湾沖に沈む夕日は息を呑むほど絶景。恋人夫婦だけではなく、友達同士でも絶対に見逃さないでください。そんなフーコック島に来たからには、是非一眼レフを持って写真撮影の旅に出てみるのはいかがですか。写真に収めて、日本に帰国したときに見返せば、そのときの思い出をよみがえらせることができます。もちろんデジカメやスマートホンで撮影してもいいのですが、せっかくの海外旅行。がっしりとしたカメラを携えて、美しい写真を撮ってほしいところです。最近は一眼レフでもオート機能が優秀なので、カメラの知識がなくとも綺麗な写真を撮ることができます。
街を歩いていれば、ついついピントを合わせたくなる被写体にたくさん出会うことができます。何気ない現地人の生活風景、フーコックにしか生息していないフーコック犬、屋台やそこで売っているシーフード、エメラルドグリーンの透き通った海などなど……。ちなみに、人物を撮るときは背景をぼかして撮ると、立体的に写って素敵です。望遠レンズで遠くから写すか、単焦点レンズを使えば簡単に撮れます。広い海をさらに広大に写したいときは、広角レンズがおすすめ。このように、一眼レフの特徴はレンズを交換できること。それだけで、同じ風景でもまったく異なるアプローチで写真の見方を変えることができます。
サオビーチ

サオビーチ

ユーンドン市の市街地

ユーンドン市の市街地

オンランビーチ

オンランビーチ

バクダン通り沿いの食堂。毎夜現地人でにぎわう

バクダン通り沿いの食堂。毎夜現地人でにぎわう

楽しみ方その3:アイランドビーチを楽しむ

●サオビーチ

サオビーチは外国人観光客もやってくるビーチスポット。フーコック島南東に位置していて、観光客向けのレストランや、ジェットスキーなどのマリンスポーツなどを楽しむことができます。エメラルドグリーンに輝く透明な海と、その向こうにある山々。アイランドビーチ独特の自然派海水浴場です。サオビーチに行くにはタクシー、レンタルバイク、もしくはツアーに参加することです。ツアーの場合は、シーフード料理がセットになっていたり、船に乗って釣り体験などができるプランがありますので、こちらもおすすめできます。
●ケムビーチ

ケムビーチはサオビーチの近くにあるビーチエリア。海水浴としてはサオビーチの方がおすすめのほか、こちらは現地人に特化したローカルビーチです。ベトナム人観光客が多いのは、ここの砂浜に並ぶ食堂で食べるシーフード料理はどれもおいしい上に安いから。シーフードはフーコック島でも値段は張るので、予算を節約している方にとってはここでお腹を膨らますのもいいかもしれませんね。
●オンランビーチ

オンランビーチはユーンドン市から北西に15分~20分ほど車で走ったところにあるプライベートビーチ。ここのビーチを利用するのは、傍のホテルに滞在している観光客のみ。ですので、海水浴客はほとんどいません。また、遠くの沖をみると大きな船が。ここで魚釣りやダイビングなどをして楽しむことができます。このツアーに参加したい方は、オンランビーチ傍のホテルから申し込むことができます。
マンゴーベイホテルのレストラン

マンゴーベイホテルのレストラン

デッキチェアでのほほんと

デッキチェアでのほほんと

サンセットは美観

サンセットは美観

楽しみ方その4:シーフード三昧

南国リゾートアイランドに来たからには、滞在中シーフードを食べつくしたいですね。ユーンドン市のレストランやケムビーチの食堂、オンランビーチのホテルレストラン、ナイトマーケットなどではどこも新鮮な魚介を扱うお店がでています。フーコック島のナイトマーケットは、現在ユーンドン市のバクダン通りで毎夜開催していて、数十のシーフード屋台が並んでいます。ベトナムでは沿岸地域やホーチミンやハノイといった都心のどこでもシーフードを食べることができます。しかし、フーコック島で食べられる魚介はすべてがビックサイズ。フーコック島で食べられる魚介は、フーコック島でしか食べることができません。是非後悔しないように食べつくしの旅に出かけてください。
ナイトマーケットで魚介を食べる場合は、すべて量り売りとなります。食べたい魚介をざるに入れて、量りにのせて重さをはかります。ナイトマーケットは外国人観光客も多いので、カタコトの英語を話せる従業員もいるから安心です。値段は大きなサイズになればなるほど高くつきます。ロブスタークラスのエビも、手の平大のシャコもキロ単位で6千円以上するので、あまりたくさん食べると会計のときびっくりしてしまいます。
ウニは一個100円~200円

ウニは一個100円~200円

シャコは絶対おすすめ

シャコは絶対おすすめ

大振りのエビ。ホーチミンでは決して食べられない

大振りのエビ。ホーチミンでは決して食べられない

貝も食べるべき

貝も食べるべき

魚は意外と安い

魚は意外と安い

レストランの創作料理もおすすめ

レストランの創作料理もおすすめ

楽しみ方その5:ヌクマム工場&コショウ畑の見学

●コショウ畑

フーコック島には博物館や寺院、真珠の養殖工場といった観光名所があります。そちらももちろん行きたいところですが、ここでナビがおすすめしたいのは、「コショウ畑」と「ヌクマム工場」。どちらも普通の観光とは違ったテイストですが、フーコック島では必ず行ってほしいスポットです。フーコック島のコショウ畑で生産されるコショウは、国内に流通しているほか、欧米各国にも積極的に輸出されています。旅行者もお土産に買ってかえることができるので、是非フーコック土産に買いこんでください。
日干しして乾燥させれば黒コショウになります

日干しして乾燥させれば黒コショウになります

コショウは複数種類あります。まずは試食を

コショウは複数種類あります。まずは試食を

●ヌクマム工場

ヌクマムはベトナム料理にはなくてはならない調味料。小魚を1年間発酵させたヌクマムは、調理するときにも使えますし、つけダレでもおすすめ。フーコック島のヌクマムは濃度が高く、ベトナム国内でも高品質と評判が高いです。工場ではヌクマムができる過程を知ることができます。大きな樽の中に溜められたヌクマムは香りが高く、南国の匂いが鼻腔を抜けます。
「ヌクマムをお土産に」と考えている方に。ヌクマムは匂いが強いため、受託手荷物であっても飛行機に持ち込むことはできません。もしどうしてもお土産にと考えている方は、ヌクマム工場で船便を手配することができます。ただし、船便は日数がかかるので、追加料金を払って航空便で送ってもらうといいでしょう。ヌクマム工場もコショウ畑もユーンドン市周辺に数か所ありますので、タクシーの運転手に連れて行ってもらうといいでしょう。どこも観光客が多く訪れているので、個人で行っても自由に見学可能です。
ヌクマムをボトルに入れて出荷

ヌクマムをボトルに入れて出荷

溜まりすべてがヌクマム

溜まりすべてがヌクマム

出荷する直前です

出荷する直前です


いかがでしたか。フーコック島でどんな観光をすればいいのか迷っている方は、今回紹介した5つの楽しみ方を検討してみてください。以上、ベトナムナビがお届けしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-03-03

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