日本と比較も。ベトナム人的理想のデートコース

ベトナム人が考える理想のプラン。旅行者はモデルコースにして真似てみても

こんにちは、ベトナムナビです。ホーチミン旅行を計画されている方は、日本にいるときから事前に計画を立てていることでしょう。ガイドブックや観光サイトをチェックしながら、「1日目はこのお店とここのエリアに行って……」、といった風に自分なりの観光コースを作っているかと思います。もし旅行者の中に、「自分はありきたりな王道コースは嫌だ」という方がいらっしゃったら、今回紹介するスポット&コースはいかがでしょうか。今回は、ベトナム人カップルが考える理想のデートコースです。ただし、恋人だけではなく女子旅や友人同士でも楽しめるコースとなっていますので、是非みなさん参考にしてみてください。

日本とベトナムの相違点を考える

ホーチミンには日本のようなお台場やディズニーランドなど1日楽しめるようなデートスポットはありません。また、ベトナム人は基本的に団体行動を好み、恋人と二人で過ごすよりも、友人も交えて大勢で楽しむのを良しとする傾向にあります。ですので、デートコースといえども友人と行くスポットとほとんど変わりありません。旅行者も参考にできるでしょう。また、あくまでも現地人に特化したモデルコース。無論観光客向けの博物館やドンコイ通りやベンタイン市場といった名所に行くこともありません。ガイドブックに載っていないモデルコースとなり、いうなればナビオリジナル観光プランです!

9:00~:ベトナム人のデートはカフェから始まる

最初に行くのはカフェ。ホーチミンには数多くのお洒落カフェがあり、人気店はすぐにフェイスブックや口コミサイトで噂が広まります。ガイドブックに掲載されているのは1区中心の旅行客向けの有名どころですが、現地のベトナム人はそのようなところには行きません。彼らが通うようなカフェを見つけてみるのもいいかもしれませんね。また、ベトナム人には「アンウン(an uong)」という言葉があります。「an=食べる」、「uong=飲む」。基本は女性の方から誘ってきますが、これは簡単に言えば「カフェに行こう!」という意味。間違っても「お腹空いているのかな?」、「のどが渇いているのかな?」と思ってはいけません。カフェはデートの序章の定番です。
お洒落なカフェが多い

お洒落なカフェが多い

パソコンでネットをしている光景が日常

パソコンでネットをしている光景が日常

オープンエアカフェが人気

オープンエアカフェが人気

近年はコーヒーよりも紅茶

近年はコーヒーよりも紅茶

10:30~:ちょっと早めの昼食

今回はちょっと早めに昼食をとりましょう。移動も含めると11時くらいになるかもしれません。ベトナム人は昼食は食堂かレストランでとりますが、昼時の食堂は非常に込み合うほか、冷房がありませんので日本人にはちょっと耐え難いかもしれません。最近はショッピングセンター内のレストラン街で食事をする人が多いので、みなさんもそこで探してみるのもいいでしょう。数多くのレストランが並んでいるほか、ベトナム料理だけではなく多国籍にわたる料理を食べることができます。予算は一人10万ドン~15万ドン程度を目安に。また、カフェでも料理を出すところが多いので、気に入ったならそこで食事を済ませてしまうのもいいでしょう。
広めの食堂。旅行客も多い

広めの食堂。旅行客も多い

IDカフェ。食事も定評があります

IDカフェ。食事も定評があります

タイ料理が好きなベトナム人が多いです

タイ料理が好きなベトナム人が多いです

ベトナムの庶民派料理も

ベトナムの庶民派料理も

12:00~:ショッピングンセンターで買い物

ショッピングセンター内のレストラン街で食事をしようと思ったら、12時を外すのがおすすめ。平日はオフィスビルで働いているビジネスパーソンでごった返しますし、土日はファミリー友人同士などで大盛況。娯楽の少ないベトナムにとって、ショッピングセンターは一種の観光スポットでもあります。また、市内中心であれば、旅行者が手に取りたくなるようなお洒落雑貨店や洋服店なども多数テナントで入っているので、ここでお土産探してをしてみるのもいいでしょう。また、ショッピングセンター内にもカフェはいくつもあります。現地の学生がここのカフェで談笑していたり、宿題をやっている姿も日常。彼らの時間に混ぜてもらってはいかがでしょうか。
ダイヤモンドプラザ

ダイヤモンドプラザ

デパートですが、ボーリング場やゲームセンターもあります

デパートですが、ボーリング場やゲームセンターもあります

ビンコムセンター

ビンコムセンター

カジュアルブランドが多いです

カジュアルブランドが多いです

キュートな雑貨店もあります

キュートな雑貨店もあります

どこのショッピングセンターも清潔です

どこのショッピングセンターも清潔です

14:00~:一番人気スポットは映画

ベトナム人にとっての一番のデートスポットは映画館です。ホーチミンの日中は非常に日差しが強くとくに12時~15時までは1日で一番暑い時間帯。ベトナム人もこの時間帯は外には出たがりません。そこで、この時間の屋内の過ごし方として最も理想的なのが映画です。ベトナムでは約2週間程度と早いスパンで上映作品が入れ替わり、また、作品もハリウッドはもちろんベトナム産、中国、韓国と多種類あるので飽きません。また、ベトナム産の作品にはたいてい英語の字幕があるので、英語ができる方は楽しむことができるはずです。
チケットは一人500円前後

チケットは一人500円前後

どこのシネマも多くの人です

どこのシネマも多くの人です

映画にポップコーンは世界共通

映画にポップコーンは世界共通

日本の作品もときどきやります

日本の作品もときどきやります

16:30~:夕食はもちろん路上屋台!

映画が終わって外に出たころには辺りは夕焼け。路上屋台が営業を始める時間でもあります。ベトナムといえば、「ストリートフード」こと屋台料理。しかし、これは何も旅行者に限ったことではありません。ベトナム人もこよなく愛し、「お洒落なレストランよりも屋台で鍋や焼き肉を食べたい!」という人も多く、また男性女性も問いません。屋台では焼き鳥や焼き肉、鍋のいずれかが一番人気。旅行者の中には「ディナーはちょっと贅沢に」と思っていた方もいるでしょうが、ベトナムらしさを満喫したいのであれば、是非屋台でベトナム人の人たちと一緒に庶民派グルメを楽しんでいってください。
人気の屋台はこんな感じで歩道が埋まります

人気の屋台はこんな感じで歩道が埋まります

ベトナム人は鍋を365日いつでも食べます

ベトナム人は鍋を365日いつでも食べます

鶏肉。どれも香ばしくておいしいです

鶏肉。どれも香ばしくておいしいです

バイクの雑踏を眺めながら屋台で食事。ベトナム情緒たっぷりでは

バイクの雑踏を眺めながら屋台で食事。ベトナム情緒たっぷりでは

18:30~:公園でベトナムらしい時間を

食事を終えたあとは、公園に向かってみましょう。すでに多くのベトナム人でにぎわっているはずです。ホーチミンの中心であれば、聖母マリア教会のあるコンサーパリス通りとその傍に広がる4月30日公園がおすすめです。学生や子供連れファミリー、カップルなど多くがここでくつろいでいます。地べたに座って談笑して、ときおり売りにくる屋台のおじちゃんおばちゃんからお菓子を買ってください。すっかりとベトナムに溶け込んでいる自分に気づくことでしょう。また、穏やかな時間よりも刺激がほしいという方には、バックパッカー街がおすすめです。こちらも路上カフェやバーが多数並んでいるので、お酒をお供に歩き回ってみてください。近年はバックパッカーだけではなく、ベトナム人の若者の夜のたまり場としても人気が上がってきています。
公園の様子。毎夜こんな感じですが土曜は特にすごいです

公園の様子。毎夜こんな感じですが土曜は特にすごいです

中央郵便局のライトアップも見れます

中央郵便局のライトアップも見れます

バックパッカー街

バックパッカー街

ブイビエン通りです

ブイビエン通りです

20:30~:ビアクラブorルーフトップバーで1日を締めくくる

ベトナム人カップルのデートはいつだってここで締めくくります。高級バーは高層ビルの屋上にあるルーフトップバー。夜景を眺めながら大切な人とカクテルを飲む時間は何物にも代えがたいものがあります。また、騒ぐのが大好きという方に人気なのがビアクラブ。大音量のDJが鳴り響くクラブのようなところですが、中高年の男性女性も多く訪れるレストランバーのような存在です。ビールを飲みながら音楽に身をゆだねたり、友人同士で会話に花を咲かせる。ベトナム人の中にはこの後オールナイトでカラオケに行く人もいますが、旅行者はここまで。バーおよびビアクラブともに最も盛り上がるのは20時~22時です。
高級ホテルには決まって屋上にバーがあります

高級ホテルには決まって屋上にバーがあります

ホーチミンの夜景

ホーチミンの夜景

素敵な思い出は作れましたか?

素敵な思い出は作れましたか?

ビアクラブ。ディスコとはまたちょっと違った雰囲気です

ビアクラブ。ディスコとはまたちょっと違った雰囲気です


いかがでしたか。ここで紹介したコースは、ベトナム人カップルが考えるよりよいデートコース。普通の名所巡りに飽きてしまった方は、ここで紹介したプランに沿って観光してみてください。以上、ベトナムナビがお届けしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-12-15

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