11月&12月のベトナム

もうすぐ雨季が明ける。最後の灯(豪雨)に注意が必要

こんにちは、ベトナムナビです。9月10月は例年通り台風がベトナムに襲来。南部ホーチミンでは記録的な豪雨となりました。11月に入ってもまだ雨は続き、1日中晴れた日が雨日よりも多くなるのはもう少し先の様子。ただし、ところによっては観光のベストシーズンの幕開けにもなりますので、11月と12月のいずれかで旅行を計画されている方は、場所選びから慎重に検討するようにしてください。

カレンダー編

12月24日・25日 クリスマスイブ・クリスマス(祭日)

恋人夫婦にとっては一年で一番重要なイベントと捉えている方も多いのでは。ベトナムではあいにく雪こそ降らないものの、各所でイベントが開催されるほか、レストランや雑貨店などもクリスマス色に装飾されます。12月は師走といいますが、ここベトナムでもみなさん大忙し。

12月31日 大晦日(祭日)

ベトナムでは大晦日は祝日にはなりませんが、今年は土曜日のため会社が全休のところも増えてきそう(一般的にベトナムの会社は土曜は半日勤務あり)。また、1日は祝日ですが、日曜に当たるため翌日に振替休日。およそ3日間の連休となりますので、ベトナム人の国内旅行者や帰省組でバスや空路は込み合うことが予想されます。

ピックアップイベント

クリスマス

今年のクリスマスは24日(土)、25日(日)と土日の巡り合わせ。ベトナム全国の恋人夫婦たちがお洒落な格好をして町に繰り出すことでしょう。ホテルの予約も一杯になるほか、料金も上がります。また、レストランではクリスマスの限定メニューを用意。こちらも予約必須です。

年末年始

ベトナム人にとっては、旧正月が本当のお正月として祝い、新暦の年末年始は言わば前哨戦。イベントは公園などで開催されるほか、31日の深夜0時には打ち上げ花火を鑑賞することができます。ホテルの部屋からでも見れるかもしれません。また、ルーフトップバーでは障害のない絶景スポットとなります。

天気・天候編

ご覧の通り、中部は台風は去るものの、引き続き豪雨による冠水被害に気を付けてください。世界遺産ホイアンは歴史保護地区全土が冠水する場合もあります。また、ダナンのミーケービーチも波が荒く、冬の日本海のようです。海水浴はできませんので、こちらも注意してください。北部は全国で一番降水量が少ない時期となりますが、肌寒く、日本の秋と冬の中間の季節をイメージしてください。

<北部>
平均最高気温 25度 降水量 50mm
<中部>
平均最高気温 27度 降水量 280mm
<南部>
平均最高気温 30度 降水量 70mm
バイクタクシーを利用するときは雨合羽を着ます

バイクタクシーを利用するときは雨合羽を着ます

道路が冠水しています

道路が冠水しています

見えない穴に注意です

見えない穴に注意です

観光のポイントと注意点

9月10月に引き続き、中部は豪雨に警戒が必要です。雨足は遠くなりますが、まだまだ1日数回、夕方から深夜にかけて降り続く日が多い見込みです。日本でも今年は台風被害が拡大しているように、ベトナムでも全国的に豪雨の日が多くなっています。例年通りだと12月に入るとハノイとホーチミンでは雨季が明けますが、今年はもしかすると、遅くなる可能性もあります。雨合羽は現地で調達できるので、折りたたみ傘、虫よけスプレー、ムヒ、日焼け止めクリームはどこに行ってもお忘れないように。また、10月~12月は中南部リゾート地帯のニャチャンは最も降水量が多くなる時期なので、海水浴はままなりません。
ニャチャンは降水量が多い上に気温も下がります

ニャチャンは降水量が多い上に気温も下がります

ナイトマーケットはベトナム旅行の鉄板ですね

ナイトマーケットはベトナム旅行の鉄板ですね

ハノイの旧市街

ハノイの旧市街

路上カフェ屋台も見逃せません。晴れ間に体験してください

路上カフェ屋台も見逃せません。晴れ間に体験してください

11月&12月のおすすめ3大観光エリア~ハノイ(北部)

10月までは150mmを超す豪雨の日が続いていましたが、11月以降は穏やかな日常を取り戻し、降水量もホーチミンより少ない50mm前後。気温は日中でも25度程度までし上がらないので、朝や夜の外出には上着が必要です。日本の秋もしくは冬の入口と言われ、郷愁香る晩秋のハノイをお楽しみいただくことができます。
ハノイ旅行では市内中心から外れて、郊外にも足を運んでほしいところ。有名なのは世界遺産のハロン湾、ニンビン省、北部サパなどです。いずれもアウトドアとなるので、雨が降ると楽しむことができません。11月の早い時期だとまだ雨が残りやすく、遅くなればなるほど快晴の天気が続くと考えてください。
バッチャン村

バッチャン村

ハノイ大教会

ハノイ大教会

水上人形劇

水上人形劇

名物料理も堪能

名物料理も堪能

11月&12月のおすすめ3大観光エリア~ムイネー(中南部)

中南部ムイネーはホーチミンからバスで6時間程度で行ける砂丘地帯。港町の側面ももち、素朴なリゾートライフを満喫することができます。東南アジア好きならば、ニャチャンよりも南国タイムを実感することができるかと思います。ムイネーのホテルはグエンディンチウ通り沿いに並び、シーサイドホテルはすべてオンザビーチ。歩いて数十秒で砂浜です。ムイネーも11月から晴れた日が続くようになり、雨降りの日はだいたい6日程度。12月はほとんど降らないので、雨を気にせずアウトドアを楽しむことができます。
ムイネーのアウトドア観光は、黄色と白色の砂丘を楽しめるイエローサデューンとホワイトサデューン。妖精が住むと言われるマーブル模様の石灰岩に囲まれた渓流のフェアリーストリーム。かつてチャンパ王国が築いたとされるチャム塔。屋内では各種ワインを試飲できるワインキャッスルが新スポットとして人気です。また、宿泊施設はバンガローやヴィラが多く、夜はベランダに出て海を眺めながらお酒を楽しむこともできます。ロマンティックな時間を過ごせるので、カップルがおすすめ。男性女性同士ならばサーフィンビーチで思いっきりマリンスポーツを楽しむのもいいでしょう。
海沿いの食堂でシーフード三昧

海沿いの食堂でシーフード三昧

ヒンドゥー教のチャンパ王国の遺跡です

ヒンドゥー教のチャンパ王国の遺跡です

フェアリーストリーム。妖精が本当に出そう

フェアリーストリーム。妖精が本当に出そう

ホテルはシーサイドおすすめ

ホテルはシーサイドおすすめ

11月&12月のおすすめ3大観光エリア~フーコック島(南部)

最後はベトナム南部最西端。メコンデルタ地方のフーコック島です。近年リゾート開発が進んできたものの、まだまだアイランドビーチとしての素朴さが残る隠れたリゾートエリア。プライベートビーチが広がるオンランビーチ沿いのバンガローに宿泊してマリンスポーツや静かな時間を楽しむのもいいですし、中心のユーンドン市のカフェレストランでグルメ三昧。夜はナイトマーケットでシーフードを食べつくす旅も捨てがたいです。
マリンスポーツ以外の観光スポットとしては、子供も楽しめるヴィンパールランド&ヴィンパールサファリ。女性ならば真珠の養殖工場へ行くのもいいでしょう。本物の真珠のアクセサリーをリーズナブルに購入することができます。また、オプショナルツアーに申し込めば、イカ釣り体験もできます。ボートに乗って沖に向かい、ひっそりとした夜海の中で釣り糸を垂らします。雰囲気だけでも旅行気分を満喫できるでしょう。
石山殿から見た風景。絶景です

石山殿から見た風景。絶景です

シーサイドレストラン

シーサイドレストラン

ベトナム初のサファリパーク

ベトナム初のサファリパーク

イカ釣りです。釣れるかどうかは運しだい

イカ釣りです。釣れるかどうかは運しだい

11月&12月のピックアップグルメ

こちらは主に南部で食べられている「花鍋」。色とりどりの草花を鍋で煮て食べます。スープはトマト出汁の酸味の効いた味が定番で、辛みもあります。ベトナム人は鍋をこよなく愛し、食堂やレストラン、フードコートでも鍋を突いている様子をうかがえます。旅行者の皆さんも一度花鍋を試食してみてください。

いかがでしたか。11月12月は北部ハノイ、もしくはムイネー、フーコック島が一押しのエリア。もちろんホーチミン観光も問題ありません。徐々に乾季に入ってくるので、いろいろ旅行計画がはかどりそうですね。以上、ベトナムナビがお届けしました!
関連タグ:11月12月

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-10-27

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