9&10月のベトナム 【2015年】

今年の雨季は暑い予感。中部旅行は土砂降り・洪水に注意


こんにちは、ベトナムナビです。2015年は例年よりも降水量が少なめです。降るときはスコールらしい豪雨なのですが、一か月に降る日数は少なくなっていますね。日本では9月は残暑がまだ厳しく、10月になってようやく落ち着いてくるのかなといったところでしょう。ベトナムは9月10月は雨季のピーク。この月に観光される方は、雨対策と同時に雨が降ったときのプランも事前に立てておきましょう。

カレンダー編

9月2日 建国記念日(祝日)

ベトナム社会主義共和国が誕生した日。ベトナムの数少ない祝日であり、今年最後の祝日でもあります。ただし、2015年は週中日なので、国内旅行者は少なめ。近場の遊園地やホーチミンの1区市民劇場界隈は大賑わいすることでしょう。
9月27日 中秋節(祭日)

日本でもお馴染みの月見です。中秋の名月を愛でながら団子を食べるのを楽しみにしている方もいるでしょう。ベトナム人にとって中秋節は「子供の日」でもあります。お菓子やおもちゃをおねだりしていい日とみなされています。
10月20日 女性の日(祭日)

ベトナム人カップル、および女性にとって、1年の中で最も大切な日でもあります。女性の日間近になると、道端で花束を売る露天商が並びます。当日は公園やカラオケなど夜まで大騒ぎとなります。

天気・天候編


9月&10月は、ベトナム全国で雨季となり、特に北部と中部は雨季のピークのため、連日のスコールに心配しなければなりません。また、中部は排水インフラが悪いため、しばしば洪水になることもあります。世界遺産のフエ、ホイアンへ旅行される方は、細心の注意を払うようお願いします。

<北部>
平均最高気温 29度 降水量 250mm
<中部>
平均最高気温 27度 降水量 450mm
<南部>
平均最高気温 31度 降水量 170mm

スコールの対策グッズ


雨季に備えて持っておきたいものがいくつかあります。ほとんどは現地で購入できますので、あえて日本で準備する必要はありません。
1、虫よけスプレー
スコールのあとは蚊が大量発生します。デング熱を持っている蚊もいるかもしれません。
2、ムヒ
刺されないようにするのがベストですが、刺されてしまったら、これで痒みをおさえましょう。ちなみに、ベトナムではあまりみかけませんので、日本から持ってきてください。
3、カッパ
スコールは雨風が強いので、折り畳み傘程度では濡れてしまいます。ベトナム人はみんなカッパを着るので、それに倣いましょう。
4、長そで、長ズボン
こちらも蚊よけ対策です

9月&10月のおすすめエリアはホーチミン


ホーチミンはベトナム最大の都市。北部首都ハノイよりも経済は盛んです。観光客に人気のエリアはホーチミンの中心界隈。エステやショッピング、カフェ、レストランなど個人で回る観光プランが主となりますので、事前にどこへ行くか計画を立てておくのがベスト。
ベンタイン市場はホーチミンの象徴

ベンタイン市場はホーチミンの象徴

聖母マリア教会。1区の中心に建ちます

聖母マリア教会。1区の中心に建ちます

中央郵便局。マリア教会の目と鼻の先です

中央郵便局。マリア教会の目と鼻の先です

カフェで優雅な休日を


ホーチミンは長くフランスの植民地でした。フランス領インドシナ時代は、当時を生きていた人にとっては苦痛だったかもしれませんが、それと同時に、現在では古き良き中世フランスの雰囲気を感じることができます。その一つがカフェ。ホーチミンではコンビニのようにカフェがたくさん並んでいます。オープンエア席で優雅なひとときをおくるのもいいですし、突然雨が降ってきても屋内に逃げ込むことができます。
オシャレカフェは撮影スポットにもなります

オシャレカフェは撮影スポットにもなります

カフェの自家製スイーツの食べ歩きを企画してもいいかも

カフェの自家製スイーツの食べ歩きを企画してもいいかも

オープンエアは異国情緒を感じます

オープンエアは異国情緒を感じます

キュートなカフェはいつまでも長居したくなります

キュートなカフェはいつまでも長居したくなります

雑貨ショッピングでホーチミンを満喫


ホーチミン旅行の火付け役となったのが日本で巻き起こった雑貨ブーム。キュートな雑貨群はどれも手に取って部屋に飾りたくなるものばかり。雑貨店を求めるなら、「ドンコイ通り」、「レロイ通り」、「パスター通り」を歩いてください。プチパリと呼ばれる町の雰囲気も楽しんでくださいね。
陶磁器はベトナムの伝統的な工芸品です

陶磁器はベトナムの伝統的な工芸品です

洋服のオーダーメイドも

洋服のオーダーメイドも

ベトナムをイメージする雑貨は欠かせませんね

ベトナムをイメージする雑貨は欠かせませんね

食品関連は乾物が日持ちしておすすめ。はずれもありません

食品関連は乾物が日持ちしておすすめ。はずれもありません

エステで極楽リラクゼーション


日本だとスパやマッサージへ行くとなると、ちょっと予算を組まなければなりませんね。しかし、ホーチミンのスパはどこも安いのが最大の魅力。フットマッサージ程度なら1000円しません。また、プール付きのヴィラ風のスパで極楽な一日を過ごすのも可。恋人と来たなら、カップルコースを選びましょう。プライベートルームで二人だけの至高の時間をおくれます。
フットマッサージ。男性でも気軽に受けられる

フットマッサージ。男性でも気軽に受けられる

気に入ったオイルは買うことも。現在の流行はオーガニック

気に入ったオイルは買うことも。現在の流行はオーガニック

プール付きのスパもあります

プール付きのスパもあります

ジャグジーで優雅な時間を

ジャグジーで優雅な時間を

郊外に出かけるならココ!

●メコンデルタ地方

雨季の時期はあまり遠出すると、天候によっては十分満喫できないまま時間だけが過ぎていくことにもなりかねません。メコンデルタに行くなら、ミトー&ベンチェー、カイベーまでがおすすめ。ミトー&ベンチェーツアーでは、ジャングルクルーズのほか、ココナッツキャンディー工場や果樹園などを見て回ることができます。カイベーは日帰りで水上マーケットを鑑賞することができます。
南国らしい自然の満ちた風景が広がっています

南国らしい自然の満ちた風景が広がっています

ココナッツキャンディーはお土産にも最適

ココナッツキャンディーはお土産にも最適

ローヤルゼリーもここの名産のようです

ローヤルゼリーもここの名産のようです

ミトーの町中にある永長寺。巨大な大仏と涅槃仏を見学することができます

ミトーの町中にある永長寺。巨大な大仏と涅槃仏を見学することができます

●カオダイ教

タイニン省にあるカオダイ教総本山で行われる礼拝の様子を見学することができます。カオダイ教はベトナム南部に信者が分布する新興宗教の一つで、ここタイニン省では7割が教徒といわれています。また、カオダイ教は昔、唯一軍隊を持ったベトナムの宗教でも知られています。カオダイ教の僧侶が着ているカラフルな服は、前身の宗教がイスラム、仏教、キリスト教のいずれかによって変わります。
徳の高い僧侶

徳の高い僧侶

礼拝の様子

礼拝の様子

教徒はアオザイを着ています

教徒はアオザイを着ています

子供たちによる合唱も聞けます

子供たちによる合唱も聞けます

●クチトンネル

ホーチミンから北西に60から90分ほど車で走ったところにあるクチ県は、ベトナム戦争時は激しいゲリラ戦が展開された場所。ベトコンによって掘られた地下トンネルは全長250km以上。内部には会議室のほか、キッチンや映画館などもあったそうです。また、敷地内ではライフルの試射を体験することができます。
最初はテレビで勉強しましょう。日本語対応です

最初はテレビで勉強しましょう。日本語対応です

こんな小さな穴に潜り込むんです

こんな小さな穴に潜り込むんです

当時の様子は模型で知ることができます

当時の様子は模型で知ることができます

試射。アサルトライフルです

試射。アサルトライフルです


上記郊外エリアは、すべてホーチミン市内からオプショナルツアーに申し込むことができます。個人で行くこともできますが、カオダイ教は礼拝の時間を見計らわなければなりませんし、クチトンネルはツアー係員による説明を重宝しますので、いずれもツアーがおすすめです。

ピックアップグルメ

ポメロ

ポメロはスイカほどの大きさで、味は酸っぱくないグレープフルーツといったところ。スーパーや市場では丸ごと一個単位で売っているほか、コンビニではカットされたものが売っているので、旅行者はこちらがおすすめ。また、ぽメロはデザートだけではなく、サラダにもよく使われ、ポメロサラダはベトナムの伝統料理の一つでもあります。こちらも是非試食してください。

いかがでしたか。9月と10月は雨を気にしなければなりませんが、気にしすぎてもどこにも行けませんね。ですので、雨が降っても大丈夫な場所を観光することがおすすめ。郊外はツアーに参加すれば、雨が降っている間は車内で雨宿りすることもできますので安心です。ハノイや中部は雨降りの後や早晩は冷え込みますので、長そでは不可欠です。
以上、ベトナムナビがお届けしました。




関連タグ:9月10月

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-08-26

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