2015年の観光キーワードは「自然と人との調和」!
こんにちは、ベトナムナビです。発展途上国のベトナムは、まだまだインフラ整備が不十分。しかし、観光資源豊富なメコンデルタ地方を中心に、これまで外国人旅行客に知名度がいまひとつだったエリアが徐々に観光開発されてきています。2015年もまた新しいベトナムの発見に出会うことができるはず。2015年の旅行の計画がまだな方は、是非ベトナムを候補地の一つとしてご検討ください!
2015年の祝日
ベトナムの2015年の祝日一覧です。ベトナムは祝日の日数が少ないので、祝日のときは多くのベトナム人が国内旅行をします。もし旅の計画と被るようであれば、事前に観光プランの綿密な計画、チケットやホテル等の予約はお早めにお願いします!
<元旦 新正月>
1月1日
<テト 旧正月>
2月18日~2月24日
ベトナムのお正月は旧暦で祝います。各都市では花市やフラワーロードと「花」一色。また、観光施設は休館するところも多いので、直接足を運んで確認しましょう!
<フンヴォン記念日>
4月28日
フン王の命日です。旧暦3月10日が命日にあたり、今年の新暦ではこの日が該当。フン王はベトナムを作った最初の祖先として、ベトナム人なら誰もが知っています。フン王を題材にしたおとぎ話、伝説などもたくさんあります。
<戦勝記念日>
4月30日
ベトナム戦争終結の日です。南部開放記念日とも呼ばれています。この日を境にベトナムは南北が統一。旧大統領官邸は名前改め「統一会堂」とされ、現在ではホーチミンの観光スポットとなっています。
<メーデー>
5月1日
<独立記念日>
9月2日
ベトナム戦争において、ホー・チ・ミンが独立宣言を行いました。そして、北部ハノイを首都として、現在の国家形成がされました。
イベント情報(予定)
まずは毎年恒例のランタン祭り。中部ホイアンでは、毎月旧暦の14日にランタン祭りが開催されます。夜の帳が下りたころ、人工的なネオンは消え、ランタンの明かりのみ町を照らします。ホイアンは1999年に指定されたユネスコ世界遺産の一つ。幻想的な光景を是非目の当たりにしてください。
1月4日/2月2日/3月4日/4月2日/5月2日/6月29日/7月29日/8月27日/9月26日/10月26日/11月25日/12月24日※当日は伝統的なイベントの開催や民謡が町を流れますが、天候によりイベント内容は変更になる可能性があります。
保護地区は歩行者天国ですが、シクロの乗り入れが可能です
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多彩なランタン。お土産に買う場合は電圧に注意
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民謡の練習
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カラオケ大会や、ホイアンに古くから伝わるビンゴ大会などが催されます
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<新旧正月>新暦1月1日は、ベトナムではそれほどの盛り上がりは見せません。各寺院への参拝やイベントなどの開催は旧暦で祝うテト正月が本番。今年は2月18日の大晦日、そして19日が元旦となります。約一週間程度、各地で良ベントが開催されます。
テト正月のドンコイ通り。外国人旅行客も現地のお正月を楽しんでください
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毎年行われるブックフェア
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最新ニュース
<ホーチミン中心部工事のお知らせ>2014年秋からホーチミン各地で地下鉄工事が施工されています。その影響を受けて観光ストリートである「グエンフエ通り」、「レロイ通り」などが工事による通行止めとなっています。テト正月で毎年行われるフラワーロードも場所を変えますので、開催地が決定次第ナビでお知らせします。古いトラベルガイドブックだと、この工事に関して記載されていませんので、旅行を計画されている方は最新の情報を事前に入手するようにしてください。
<代々木公園で行われるベトナムフェスティバルに関して>毎年9月に東京代々木公園で行われるベトナムフェスティバルですが、昨年はデング熱の影響で開催が中止。今年は2015年1月時点の段階で開催未定となっています。詳細決定次第、ナビのニュースでお知らせします。
2015年おすすめの観光エリア~キーワード「大自然」
2015年の観光におけるキーワード「自然と人の調和」。2000年代に入り、ベトナムの各都市は外資の参入で急成長を遂げています。しかし、メコンデルタをはじめ、自然が残された郊外エリアはまだまだインフラが整っていないのが現状。しかし、近年は徐々に観光インフラが整いはじめました。日本の都会に住んでいる方にとっては、非日常なほのぼのとした光景に心身ともに癒されることでしょう。
一押しエリアはメコンデルタ地方
ベトナム旅行客の8割は南部ホーチミンと言われています。そんなホーチミン旅行者におすすめなエリアがメコンデルタ地方。雄大な自然とそこに住む人々の調和した光景をうかがうことができます。旅行会社も数多くのツアーを催行しているので、気に行ったツアーに参加してください。
<ミトー>メコンデルタ地方の玄関口。最初に訪れる町で、果樹園が有名です。日帰りツアーが組まれていて、人気ツアーはジャングルクルーズ。手漕ぎボートでメコン川の支流をくだります。また、永長寺という仏教寺院もあり、巨大な大仏、涅槃仏などを見学することができます。
<ベンチェー>ミトーよりさらに奥へ進んだところに位置する小さな町。ツアーでは小島に降り立ち、蛍鑑賞のツアーが人気。ここまでは日帰りが可能。これより先は要一泊です。ツアーもおすすめですが、旅慣れた方であれば、個人旅行も。自分でバスや宿泊施設を手配して、自由気ままな旅を満喫してください。
<カントー>毎朝開催される水上マーケットを楽しむことができるエリア。メコンデルタ地方では最も大きな都市となります。観光整備もしっかりされていて、日本人旅行客が満足できるホテルも市内中心にあります。これより南へ下ると、観光客はあまり足を踏み入れない地域。英語が通じないところも多々ありますので、相当旅慣れた方におすすめです。
上級者向け~自然と人の調和
写真のこちらは「フォンニャケバン国立公園」内にある鍾乳洞。世界遺産です。アジア最古、世界最大と言われる鍾乳洞は現在も調査中。一部は観光整備されていて、中部フエやダナンからツアーが組まれています。また、2014年新たに「チャンアンの景観複合体」が世界遺産の仲間入りに。北部ニンビン省にある「陸のハロン湾」と称されている自然豊かなエリアですが、こちらもまだインフラ整備ははじまったばかり。2015年に訪れる方は、かなりの上級者となるでしょう。
2015年ナビおすすめエリア~自然と人の調和
フーコック島はホーチミンから空路で約60分。小さな離れ小島で、カンボジアとの国境近くにあります。現地人にはリゾート地、及びコショウやヌクマムの特産地として知られています。2014年には複合リゾート施設である「ヴィンパール」が誕生。さらに今後は水上コテージといった高級ホテルの建設予定も。時間を忘れて、自然を体感したい方は、フーコック島が一押しです!
ベトナムのベネチアと呼ばれているとか。。
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コショウ畑。主に欧米に輸出しています
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観光スポットにもなっている渓流もあります
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ビーチエリア。泳ぐのではなく、ただ眺めてロマンチックに過ごしてください
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いかがでしたか。2015年は大自然を感じる旅に出かけてみては。もちろんハノイやホーチミンといった都会を感じたり、市場、スパ、ショッピングもおすすめ。所変われば観光の楽しみ方が大きく変わるのがベトナムの魅力です。これまで行ったことのないエリアに足を運んでみるのがナビのおすすめです。以上、ベトナムナビがお届けしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-01-14