列車で行くチャイマット村

蒸気機関車でゆるりと行く列車旅!『ダラットの車窓から』ダラット駅~チャイマット村編


こんにちは、ベトナムナビです。
ベトナムでは電車のインフラ整備がまだされていなく、全土を走るのは長距離列車のみというのが現状です。
しかも日本の新幹線のような急行電車はなく、寝台列車でゆっくりと走るのがベトナム列車の特徴です。

中南部に位置するダラットでは一般利用されていないダラット駅があります。
古くは庶民の足として使われていたようですが、現在ではダラット駅~郊外のチャイマット村との往復のみに使われていて、観光客向けの運行となっています。

ダラット駅からチャイマット村まで列車の旅


今回は蒸気機関車に乗ってダラット郊外のチャイマット村までの列車旅をしたいと思います。
『ダラットの車窓から』をお楽しみください(^^)

◇ダラット駅


ダラット駅は1933年に作られましたが、ベトナム戦争を機に運行は中止し、現在では観光向けに整備されています。
とても広い敷地面積を誇り、ベトナムで最も美しい駅とも称されています。

見物客はほとんどが外国人で、物珍しそうにシャッターを切っているのが印象的です。

切符を買おう


ダラット駅に入ると待合室と併せて切符売り場があります。
スタッフは外国人慣れしているので英語が話せますので安心してください(とは言ってもチャイマット行きのチケットしか売っていないので困ることはありませんが)。

基本は1日5便で時刻表の看板が設置されているので、こちらで確かめましょう。
注意いただきたいのは、乗客が少ないと運行が延期になり、次の時刻に回されてしまう可能性があります。
次は必ず出発するかどうかは他の観光客次第となります。

チケットは往復でベトナム人料金と外国人料金は異なります。(外国人料金の方が割高)
時刻表。しっかりと確認しましょう。

時刻表。しっかりと確認しましょう。

チケットです。落とさないように(笑)

チケットです。落とさないように(笑)

チケット売り場付近には駅員がいますので、次の出発時刻を聞きましょう。

プラットフォーム


待合室の奥を抜けるとそこはプラットフォームです。右手にトイレ、左手にお土産屋があるだけの質素な駅ですね。
出発時間の30分前になると外国人観光客が大勢ホームに現れます。
「Oh! スチームトレイン!!」
と皆さん声を上げてシャッターを切っています☆

チケットを持っているからと言って安心して出発ぎりぎりで行くと、すでに列車が出発した後!なんてことにもなりかねませんので、時間には余裕を持っておきましょう。

二つのスチームトレイン

写真を見てもらうと分かるのですが、蒸気機関車は左右に二台あります。
ナビが乗るのは右側にある列車で、左側は見物用で実際は動いていません。

見物用の蒸気機関車
昔懐かしのSLです

昔懐かしのSLです

シャッターチャンスですよ

シャッターチャンスですよ


乗ることができる列車
この列車に乗り込むことになります

この列車に乗り込むことになります

列車で行くチャイマット村 機関車列車

さあ!列車の旅へ


それでは早速列車に乗りこんでみましょう。
駅員の指示で車両に乗ります。ノスタルジー香る車内を満喫してください。
列車が走りだしたら駅員が各車両を周り、チケットの確認とミネラルウォーターのサービスがあります。

ガタゴタと列車が動き出したら、観光客の皆さんはじっと車窓に流れる景色を眺めています☆
写真左はドイツ人カップル、右手はスペイン人のカップルです。こういう場所だと会話も自然にできるので、積極的にコミュニケーションをとることをおすすめします!袖振り合うも何かの縁。異国の地で異国の人々と触れ合う喜びがそこにはあります。
辺りに広がる草原

辺りに広がる草原

とてものどかな光景ですね

とてものどかな光景ですね

時には草木や家の外壁すれすれで列車は走りますので、窓から顔は出さないようにしてくださいね


列車の旅は約30分です。
窓から覗くと西洋風の洒落た家々や田園風景が姿を現します。
眺めていると不思議と心が癒されます。なんだか懐かしい雰囲気に満ちて、昭和の時代にタイムスリップしたようです。

本当に皆さん熱心に風景をうかがっています。
子供は不思議そうな様子で車内をうかがっていたり、大人は童心に還ったかのように無邪気に身を乗り出しては駅員さんに叱られています(笑)
ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトンと列車はリズムよく軽快に走ります。
のどかな田舎町の様子に、ナビを含めた観光客は皆ふと笑みがこぼれています(^^)
どこまでも続く風景

どこまでも続く風景

心が洗われます

心が洗われます

こういう景色を望んでいる人ってけっこういるのではないでしょうか。

こういう景色を望んでいる人ってけっこういるのではないでしょうか。

チャイマット村到着


約30分の列車旅。
徐々に列車はスピードを落としてチャイマット駅に滑り込みます。
ちなみに、チャイマット駅にはきちんとしたプラットフォームがないため写真のように線路に降りて歩きます。
これも風流ですね。『スタンドバイミー』のワンシーンを思いま出します♪
チャイマット駅

チャイマット駅

イギリス人とタイ人のご夫婦です

イギリス人とタイ人のご夫婦です

帰りはこちらの列車で


チャイマット村は帰りの列車の発車時刻の関係上30分ほどしか滞在することができません。
時間配分を考えて行動してください。

チャイマット村を散策した後は、チャイマット駅に集合して帰りの列車に乗り込みます。
最後にもう一度車窓を流れるのどかな風景を楽しんでください。


いかがでしたか。
ダラット駅からチャイマット村までの列車の旅。
片道30分と時間は短いですが、ナビはとても満足することができました。

日々の喧騒から逃れて、ちょっと一休みして、このようなのどかな光景に目を配ってみてください。
日頃の疲れやストレスがどこかにいってしまいますよ☆
以上、ベトナムナビがおおくりしました!

関連タグ:機関車列車

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-10-17

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