ダラットの特産品を学ぼう

中南部の高原地帯に位置するダラットでは、その特有の気候を利用してさまざまな特産品があります。見て楽しみ、食べて楽しむダラットの特産品を余すことなく紹介します!


こんにちは、ベトナムナビです。
ダラットはホーチミンからバスで6時間ほどの場所に位置する観光エリアで、ホーチミンから近いこともあり日本人にも近年知名度が上がってきました。
そのダラットを余すことなく楽しむために、今回はダラットの特産品の数々をご紹介したいと思います。
ダラットの特産品を見て楽しみ、食べて楽しんで満喫していってください。

ダラットワイン


東南アジアでは珍しく、ベトナム人はワインをこよなく愛します。
露店やレストランではベトナム人はビールを飲みますが、自宅でくつろぐときや、大切な式典の際はワインがテーブルに並びます。
ベトナムはフランスの統治下時代が長く続いたため、おそらくはそのときにワイン文化がベトナムに定着したのでしょう。

ベトナムに数あるワインの中でもダラット産のワインはブランドワインとして名高いです。
ダラットで造られたワインには必ずラベルに「ダラットワイン」と印字されています。値段も400円前後で購入できるものからブティックワインまでピンキリです。
ホーチミンなど都心部ではスーパーに行けばダラットワインは必ず置いてあります。でも、せっかくダラットに来たのだから本場の味をここで楽しみたいところですね。

ワインはダラットであればどこでも購入することができます。
ワイン専門店をはじめ露店、お土産ショップ、市場、ナイトマーケットなど。東南アジアの香りが漂う市場にワインが並んでいると、なんだかヨーロッパに来たみたいです。
同じダラットワインでも種類はいくつもあるので、ホテルで試飲して気にいったやつをお土産にチョイスしましょう。
あなたは赤ワイン派?それとも白ワイン派?

イチゴ


東南アジアではイチゴはなかなか作れません。常夏の気候では栽培に適していないからです。
ベトナムでももちろんのことホーチミンでは作れません。若干の季節を持つ北部ハノイでもほとんど栽培されなく、また品質が悪いのでベトナム人の舌をうならせることはできません。
しかし、高原地帯に属するダラットは唯一のイチゴの栽培に適している環境を持っています。市場では購入するときは、必ず試食させてもらいましょう。

ダラットのイチゴはベトナム全土に出荷され、スーパーや露店などに並んでいます。「甘いイチゴと言えばダラット産」と誰しも口を揃えて答えるほどです。
しかし、ベトナムはまだまだ品質管理、出荷事情がしっかりしていません。
ダラットからはるばるホーチミンやハノイに運ばれたころには品質は悪くなっていて本来の味わいが消えてしまっています。
ダラットに来たら新鮮なイチゴを心ゆくまで堪能してください。

イチゴはさまざまな形で加工されます。その代表が「ジャム」と「ジュース」です。
ダラット産イチゴを使ったジャムやジュースは特にベトナム人の間では人気です。ベトナム人は朝食にフランスパンにイチゴジャムを塗って食べたりします。なんだか西洋的ですね。

ジュースは発酵して濃縮されたもので、氷で薄めて飲むとアルコールの入っていないワインのような味わいを楽しむことができます。
特にこのジュースはおすすめです。日本では買うことができないので、是非お試しください。

アーティチョーク


アーティチョークは欧米の地中海で主に栽培される野菜で、一見すると長いブロッコリーのような形をしています。
フランス、イタリア、オランダ、ギリシャ、アメリカなどでは野菜として前菜、ピザ、鍋物などで使われています。
日本では気候柄栽培に適していないため、スーパーなどでも見かけなく、馴染み薄い野菜です。
ベトナムではこのアーティチョークを鍋やお茶にして食します。

普段ダナンの人々はアーティチョークをお茶にして飲みます。お土産に購入するならこちらがおすすめです。ティーバックの袋詰めが売られています。
アーティチョークは肝臓、二日酔いの回復にいいと言われています。その他にも食欲増進、利尿作用もあり、ビタミンCやカロチンが豊富に含まれています。
とっても健康的なんですよ!


ダラットの花は日本へも多く輸出されています。
高原地帯を利用して、多くの品種改良された花々を見ることができます。
おそらくダラットの地を踏んで最初に驚くのはその花の多さでしょう。
公園、歩道、広場、市場、露店、どこへ行っても花で囲まれています。

ダラット市場にて

ダラット市場にも当然のように花を売る店はたくさんあります。
ベトナムでは「女性の日」というバレンタインデーに似た日がたくさん設けられています。
男性は彼女や意中の人に花束を差し上げるのがお決まりです。

ダラット市ガーデンにて

ダラット市ガーデンは観光スポットの一つで、あらゆる花の造形を見ることができます。
毎年開催されるフラワーフェスティバルの開催地でもあり、ベトナム人の憩いの場所であり、外国人の観光スポットとして人気を誇っています。
中でも無数の小さな花を組み合わせて作ったフラワーアートは注目です。
間近で見ると小さな花でできています。 間近で見ると小さな花でできています。

間近で見ると小さな花でできています。

赤いバラは女性に贈る花の代名詞。大切な人にダラットの地で贈ってみてはいかがですか。 赤いバラは女性に贈る花の代名詞。大切な人にダラットの地で贈ってみてはいかがですか。 赤いバラは女性に贈る花の代名詞。大切な人にダラットの地で贈ってみてはいかがですか。

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通りの町角にて

ダラットを歩けば花に当たる、と言っていいほど町並みは花で溢れています。
どこを見ても通りは花で装飾が施されていて、気持ちも癒され、足取りは軽やかになります。
時間があればゆっくりとダラットの町を散策して、綺麗に彩られた花々を観察してみてください。
きっと素敵な時間を過ごすことができるでしょう。
ちょっとした町角にも

ちょっとした町角にも

花屋をのぞいてみるのも

花屋をのぞいてみるのも

ダラットの特産品を学ぼう

ダラットの特産品の数々はいかがでしたか。
ダラットはベトナムの中でも特有の気候を持っています。そのため、ここでしか味わうことができないものもたくさんあります。
ホーチミンからバスで行ける距離なので、滞在日数に余裕のある方は是非足を伸ばしてみてください。
以上、ベトナムナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-10-10

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