五行山を登って絶景スポットを見よう
こんにちは、ベトナムナビです。今回ご紹介するのは「五行山」です。この山は別名「マーブルマウンテン」とも呼ばれ、山全体が大理石でできているのが特徴です。
五行山は5つの連山からなり、金、木、水、火、土の宇宙を構成すると言われている5つの要素がそれぞれの山に名づけられています。
14世紀以前から続くチャンパ王国の遺産もある由緒正しき山として、現在はダナンの象徴的存在となっています。
それでは、早速登ってみましょう。
五行山までの行き方
五行山はダナンとホイアンの中間地点にあります。どちらも徒歩では行ける距離ではないので、タクシーを使いましょう。
所要時間約20分です。
まずはチケットを
五行山の玄関口には土産物屋が建ち並んでいます。そのほとんどは大理石でできた置物です。
値段は少し張りますが、ダナンの特産品ですので旅の記念一つ購入してもいいかもしれませんね。
入場券は近くのチケット売り場で購入しますが、エレベーターで上がる場合は別途料金がかかります。
ただし、エレベーターでは少ししか上がれませんので、結局は歩くことになります。
登山スタート
傾斜が急な石段を上がり続けます。これがかなりしんどいです。
必ずミネラルウォーターは持参しておくようにしましょう。
ただし、石段を上がるほど景色は見晴らしがよくなるので、楽しみながら上がるよう心がけましょう。
また、山といってもトレッキングシューズが必要なほどの荒れ道はなく、すべて綺麗に舗装されています。
ただし、洞窟内部に入る細道やそこから山頂へ登る石段は非常に労力が必要なので、サンダルは避けるようにしましょう。
最初の麓は5分ほどで到着します。寺院や大仏が安置されて、地元の人々の参拝場所ともなっています。
また、入口で乗ることができるエレベーターはここまでしか上がりません(あまり意味がないような…)
歩き始めて約5分ほどで到着します
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エレベーターはここまで
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神秘的な洞穴(ドンヴァントン)
再び石段を上がります。水分を補給しながらゆっくり歩きましょう。ナビも森林の作る木陰で休みながら歩きました。
すると、石造りのアーチが姿を現します。このアーチをくぐると広場になっていて、休憩スポットがあります。
水やお菓子を買うことができ、また簡単な軽食をとることもできますので、疲れた体を十分に癒しましょう。
休憩エリアの付近に「Dong Van Thong」と表記されている看板があります。
この矢印の先に進むと洞穴に入ることができます。
この洞穴が五行山のメインスポットの一つでもあります。
中に入ると仏壇があるのですが、実はその奥にもぐりこめる通路があります。かなり体力が必要ですので、力の弱い女性の方やサンダルの方は苦労するかもしれません。
仏壇の奥へ進むとこんなにも幻想的な光景に出会うことができます。自然の織りなす神秘的な光景は観光客誰もが息を呑むほどです。天井の円形の穴からスポットライトのように蒼い光が差し込み、洞穴内をカーテンのように軽やかに照らし出します。
絶好スポット~さらに奥へ~
実はこれだけではなく、さらに奥へ登ることができます。
人ひとりやっと通れるくらいの狭い通路を渡り、舗装されていない岩道を歩くと目前にはダナンの市街地を見渡せる絶好スポットがあります。岩々は大理石でできているので、非常に滑ります。ご注意ください。
大小の岩々をよじ登ります
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みんな岩石に腰を下ろして遠くを眺めています
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もう一つの洞穴へ(Dnhg Huyen Khong)
再び広場に戻ってきたらそのまま直進します。今度は石段を下りて行くのでほっと一安心です。
「Dong Huyen Khong」と表記されている看板がすぐ見えてきますので、そちらへ向かいましょう。
石段を下りると広い洞穴が姿を現します。天井を仰ぐと光が注ぎ、やわらかい空気が漂っています。
いくつかの石像と鍾乳洞があり、撮影スポットともなっています。
ここでは撮影をする外国人観光客や参拝をするベトナム人たちで賑わっています。
面積はかなり広く、仏壇も安置されています。空気はひんやりとして、声が木霊します。
最後の絶景
石段を上がり、小高い円形の広場となっています。
ここでは望遠鏡で遠くのダナン市街地の光景をうかがうことができます。
素晴らしい眺めで、これまでの疲労を忘れさせてくれること間違いありません。
いかがでしたでしょうか。ダナンの誇る観光名所「五行山」は外国人、ベトナム人隔てなく親しまれています。
ダナン、チャンパの歴史をあらかじめ勉強しておくと、より一層感慨深いものになるかと思います。
補足としては、道中足元は大理石のため、非常に滑りやすくなっています。できればサンダルではなく運動靴で行くことをおすすめします。
以上、ベトナムナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-05-01