ハノイ旧市街を歩いてみよう!~マーマイ通り編

ホアンキエム湖の北側に広がる旧市街の中にあるツーリスト・ストリート!

こんにちは、ベトナムナビです。突然ですが皆さんは「ハノイ36通り」という言葉を聞いたことがありますか?ホアンキエム湖北側に広がるハノイ旧市街はその昔、王族へ献上する品を作る職人たちの街でした。同業者ごとに固まってひとつの通りに居住したため、通りには生産される商品の名前がつけられました。そういった通りが36あったため、旧市街は古くから「ハノイ36通り」と呼ばれています。13世紀から存在する旧市街は、歴史の中でその姿を変えながら、今もなお多くの人が訪れるハノイ随一の繁華街。今回はその旧市街の中から、マー・マイ通りを訪れてみましょう。

Ma May(=マー・マイ)通りとは

Ma May(=マー・マイ)通りは、もともと2つの通りに分かれていました。籐製品の販売店が集まるHang May(=ハン・マイ)通りと、お葬式や各祭礼に使用される紙製の冥器の販売店が集まるHang Ma(=ハン・マー)通り。この2つの通りが1945年に1つの道に統合されたのが、現在のマー・マイ通りです。今やそういった販売店は見られず、旅行者向けのカフェやバー、ミニホテルやホステル、ツアーデスクがひしめき合うツーリスト・ストリートとなっています。
それでは、マー・マイ通りのオススメスポットをご紹介しましょう!

マー・マイで「見る」!

マー・マイ通りにある観光スポットといえば、この「マー・マイ87番の家」。こちらは19世紀に建てられた伝統家屋を復元したものです。一時期は5世帯の家族が住んでおり、何度か改修されましたが、1999年にフランスのトゥールーズ市からの協力により復元され、2000年より一般に公開されています。京都の町屋に似て間口が狭く、奥行きが深くなっており、入口入ってすぐの店舗用スペースと、奥の居住用スペースとの間には、明り取り用と換気のための中庭があります。実際、中に入ってみると、電球の明かりはほとんどないのにとても明るい!2階に上がると今でも地方や都市部の一部の一般家庭に置かれている立派な祭壇や、ファーンと呼ばれる寝台も見られます。木の床のきしむ音が懐かしい感じがします。

マー・マイで「食べる」!

こちらはハノイでも老舗の部類に入るベジタリアンレストラン&カフェ。奥行きの深い店内は手前がテーブル席、奥が座敷のようになっています。wi-fi完備で、ツアーデスクも併設。さらにメニューは英語と日本語が表記されており、旅行者に優しいお店です。新鮮なフルーツを使用したスムージーがおすすめ。

◆Tamarind cafe(タマリンド・カフェ)◆
営業時間: 5:30-23:00
住   所: 80 Ma May
電   話: 04-3926-0580

こちらは19世紀に建てられた古民家を改装してつくられたレストラン。入口を入るとバーになっており、奥と2階にテーブル席があります。昼は照明なしでも明るく、夜は抑えられた照明で落ち着いた雰囲気に。昼と夜全く違った顔を見せるこのお店で、洗練されたベトナム料理を。

◆69 Bar Restaurant(69 バー・レストラン)◆
営業時間: 8:30 -23:00
住   所: 69 Ma May
電   話: 04-3926-1720

マー・マイで「飲む」!

外観だけ見ると非常にモダンなこちらのバー、壁にかけられただまし絵や各国の風景写真も面白いですが、2階に上がるとフロアの真ん中に木がドン!天井を見上げると、こちらも古民家の雰囲気が。ここではカードゲームが禁止されているなど、風紀の面でもしっかりしているので、安心してお酒が楽しめます。

◆Align(アライン)◆
営業時間: 7:00-23:00
住   所: 1 Ma May

マー・マイ通りはすでに昔の風景を失ったようにも見えますが、少し形を変えて、面影が残されているんですね。旧市街にはまだまだ昔の名残を残した通りも多くありますが、それはまた次回のお楽しみ!以上、ベトナムナビでした。
関連タグ:ハノイ旧市街

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-12-01

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