バレンタインと一緒にやって来た2010年のテト!ベトナム人ファミリーのお正月をホーチミンからお伝えします!
シンチャオ★ベトナムナビです!今年はバレンタインと同時にお正月がやって来たベトナムはホーチミンより、「Chuc mung nam moi(チュックムンナムモーイ) 明けましておめでとうございます\(^o^)/」ただ今気温30度。ホーチミンでは、今年もお花に囲まれた暖かいムードで人々が新年を迎えています!今日は日本とはちょっと違う南国ホーチミンより、ベトナム人ファミリーのお正月をナビがお伝え致します!
大晦日午前10時、ナビがやって来たのはミーさん宅。レストランチェーンで大成功を収めたベトセレブの豪邸です!お正月を迎える前にベトナム家庭で行われるとある儀式とは…!?拝見したいと思います。「おじゃましま~す…。」
家の中に入るとテーブルの上、キッチンの上、祭壇にとお正月料理がキレイに飾ってありました。とにもかくにもご先祖様にお供えをし、弔ってから新年を迎えるというのが信心深いベトナム人の大晦日の行事のひとつとか。
盛ってある果物にもそれぞれ意味があります。パパイヤは満足、ミルクアップルは希望、ココナッツは富と満足の象徴、マンゴーは儲け。
祭壇や店頭、玄関口などにはご先祖様の人数分の料理が並べられます。そこに紙で作られた洋服、靴、お金など色鮮やかな生活用品のモチーフがお供えされ、それを燃やして死者を弔います。日本のお墓参りと似た行事です。
お正月料理は定番メニューです!
「モッハイバー・ヨー(^o^)丿かんぱ~い!」
大晦日午後6時、レーコンさん宅で開かれた大晦日のファミリーパーティー。バインチュン(ベトナムちまき)やテットコー(豚肉のココナッツジュース煮)、ベトナムのお節料理、お正月料理の定番メニューが並びます!どこの家庭でもたいていこのような料理が並ぶベトナムのお正月、なかなかおいしそうでしょう?
四角いのは北部バインチュン
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丸いのが南部バインテット
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ちまきは北部と南部で形が違います |
元旦0時ジャストにサイゴン川に上がる花火。ドン・ドン・ドドーンという音を聞きながらホーチミンの人たちは新しい年を迎えます…。
15日午前10時、ナビがやって来たのはビンさん宅。元旦は家族で過ごすのがベトナムの一般的な家庭のお正月、その翌日になると親戚やご近所さん、同級生などの友達を家に招き入れ、それは楽しい宴が繰り広げられるのです!
うぉぉ、ウィスキーの一気大会だ!
さあさあ、男たちの楽しい宴のはじまりです!「モッハイバー・ヨー(^o^)丿(^o^)丿(^o^)丿」乾杯のかけ声が近所のあちこちから聞こえてくるのがとことん陽気なサイゴンのお正月なんですよ!
盛り上がる宴の最中、子供たち、若者たちが年長者への挨拶へ回ります。新年のご挨拶、今年の抱負などを述べた後にもらえるのが「お年玉」。金額の相場は約1万ドン~5万ドン(約50円~250円)くらい。結婚前ならけっこうなお年頃でも貰える決まりだそう。大人たちはいつどこで子供たちに挨拶されてもいいように、お年玉袋をいっぱい用意してスタンバイしているんですよ!
元旦から大賑わいなのはサイゴン川と人民委員会庁舎を結ぶ大通り「グエンフエ通り」。道全体が大掛かりなお花のデコレーションで埋め尽くされる、毎年恒例のホーチミン最大のお正月イベントです!家族で、恋人同士、仲間たちと「グエンフエ通り」に繰り出し記念撮影大会をするのがサイゴン子たちの楽しみのひとつなんですね♪
信心深く、宴会好きのサイゴン人のお正月、いかがでしたか?気温30度で色とりどりのお花に囲まれる事以外、何かと日本との共通点も多く親近感が湧いちゃうんですよね。観光地や旅行者向けのお店以外はお休みのところも多いけど、テトにしか見られないベトナムの表情もなかなか楽しいものがあるので機会があったらいらしてみてはいかがでしょうか…?以上、2010年ベトナム人ファミリーのお正月、ベトナムナビがお伝えしました~★
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-02-19