ベトナム料理教室@Overlandclub に行こう~2008!

ベトナムへ来た時に、料理の習得もしちゃおう。そんな中身の濃い旅を企ててる人には、1日体験コースもあります

こんにちは。ベトナムナビです。今日は食べるのはだ~い好き!でも、作るのは・・・と一歩下がってしまうナビが料理教室のある「Overlandclub」にやってきました。「Overlandclub」とは富沢さんというベトナム在歴の長い日本人女性が同じくベトナムで陶芸に入れ込んだ日本人男性と結婚、ベトナムの料理や陶芸、民族楽器、アオザイのDIYとベトナムをもっと知ってもらおうと開いた文化教室。スパやショッピングはひととおり終え、グルメも堪能しちゃったので、次は何しようかな?もっとベトナムに踏み込みたい!というナビと同じような気持ちをもつアナタ。今日はナビも後じさりしないで一歩前進する決意で、ベトナム料理にチャレンジしてきました~!
「Overlandclub」の建物、プチパリっぽいでしょ。

「Overlandclub」の建物、プチパリっぽいでしょ。

雰囲気ある料理教室の様子、一目で自分にもおいしいものが作れる予感がするナビ。
使うけどさりげなくインテリアにもなってる鍋やお菓子用の型板、ナビんちのキッチンも見習いたい(>_<) 
使い込んでいる中華のまな板。

使い込んでいる中華のまな板。

お椀。

お椀。

料理教室の調味料なぞを拝見。

料理教室の調味料なぞを拝見。

これがおいしいらしい、エビ風味のマムトム。

これがおいしいらしい、エビ風味のマムトム。

春巻きの皮。

春巻きの皮。

先生が来られて準備を始めました。

先生が来られて準備を始めました。

まずこうやって今日の材料がざっと並べられました~壮観!

まずこうやって今日の材料がざっと並べられました~壮観!

明るくて、かわいいトゥイット先生(Phan Thi Ngoc Tuyet)。大学で食品科学や、家政学などの講義を行い、地元の料理学校でも料理講師として活躍。テレビのお料理番組でお菓子を教えたり、ドリンクのレシピ本を出版したりと幅広く活動中。先生のひとなつっこい笑顔にナビの緊張が解けます。
まず皆でメニューチェック。ちまき、おいしそうだけど難しそう~うう、できるかな?

まず皆でメニューチェック。ちまき、おいしそうだけど難しそう~うう、できるかな?

開始~~~

開始~~~

先生と通訳+料理の補助をされてる富沢さん。

先生と通訳+料理の補助をされてる富沢さん。

富沢さんの通訳はわかりやすいです。

富沢さんの通訳はわかりやすいです。

○Bánh tét nhân đậu mỡ(南部のお正月のちまき)

<作り方>

準備
1.もち米:6−8時間水に漬けておく。ざるにあげておく。
2.緑豆:塩を加え、やわらかくなるまで蒸す、もしくは煮る。わけぎの白い部分と油を加えてすりつぶし、餡状にして4等分する。
蒸された緑豆はこんな感じ。

蒸された緑豆はこんな感じ。

わけぎも入れられます。

わけぎも入れられます。

緑豆をつぶしてます、横にはざるにあげられたもち米。

緑豆をつぶしてます、横にはざるにあげられたもち米。

3.豚脂身:細長く切って砂糖、塩、胡椒、赤わけぎのみじん切り少々をまぶす。日にしばらく乾して透明感を出す。4等分して緑豆で包み、細長く成型する。
商品安全印がおされた豚肉、市場ではこうやって売られてます。

商品安全印がおされた豚肉、市場ではこうやって売られてます。

赤わけぎ、エシャロットみたい。

赤わけぎ、エシャロットみたい。

透明感がでた豚肉の白身。

透明感がでた豚肉の白身。

4.ココナッツの果肉に湯を加え、濃いココナッツミルクを絞る。――1番絞り、さらに湯を加えて薄いココナッツミルクを絞る。――2番絞り。
こうやってココナッツを出します、かなり力を入れて、そしたら出るもんですねえ。 こうやってココナッツを出します、かなり力を入れて、そしたら出るもんですねえ。 こうやってココナッツを出します、かなり力を入れて、そしたら出るもんですねえ。

こうやってココナッツを出します、かなり力を入れて、そしたら出るもんですねえ。

授業中はこんな楽しいムードで、こんなにココナッツ水がでましたよ、いい香りでしょ、かいでみて、とトゥイット先生。 授業中はこんな楽しいムードで、こんなにココナッツ水がでましたよ、いい香りでしょ、かいでみて、とトゥイット先生。

授業中はこんな楽しいムードで、こんなにココナッツ水がでましたよ、いい香りでしょ、かいでみて、とトゥイット先生。

5.バナナの葉、いぐさ:熱湯で湯通しして戻しておく。
バナナの葉。

バナナの葉。

これは完成品です。

これは完成品です。


調理
手早く混ぜないと、すぐ焦げ付きます。

手早く混ぜないと、すぐ焦げ付きます。

1.中華なべに薄いココナッツミルク、もち米を入れて火にかけ、水気がなくなるまでよく混ぜながら火を通す。濃いココナッツミルクを加え、さらによく混ぜて火を通す。
さあ、Let’s Try!! 包みましょう~!

さあ、Let’s Try!! 包みましょう~!

2.25cm幅に切ったバナナの葉を三枚重ね、もち米を平たく長方形に置く。真ん中を少しへこませて豚肉を入れた緑豆を置き、葉の両端をあわせて緑豆が中心に来るように包む。両端を中に折込み、四角く成型していぐさで縛る。
まずはつぶした緑豆に肉を包み込む作業、これはナビでもかーんたんにできました。 まずはつぶした緑豆に肉を包み込む作業、これはナビでもかーんたんにできました。 まずはつぶした緑豆に肉を包み込む作業、これはナビでもかーんたんにできました。

まずはつぶした緑豆に肉を包み込む作業、これはナビでもかーんたんにできました。

バナナの葉を切って、ココナッツミルク味のもち米を敷きます、ここで、おっ寿司の要領!?と勘違いしたのがナビ苦難の始まり。まずバナナの葉をきれいに拭き、数枚重ねてクルクルッと巻いて縛る・・・ここまでは確かに巻き寿司。その後は両側をふさぐのですが、ここでまた小さいバナナの葉で押さえます。で、まずゴムで留めておく。そして縦にして縛る。縦の後は横を数回巻いていくのですが、その結び目がチャイナドレスの飾りの中国結びみたいなんです!バナナの葉も力を入れると簡単に割れてしまうし、完全に縛る前にバラバラと分解してしまいそうな気配・・・。先生のはすっごくきれい。これを開けて食べるのがもったいないくらい。四苦八苦しながらなんとか結び目をそれらしく見せ、最後のぶらさげるひもの段階でグチャグチャとごまかしてしまったナビ(^_^;)。
どう?一応それらしく見えるでしょ?完成~!!先生のよりちょっと太めになっちゃいました~(もち米詰めすぎだって)、じっくり見ると編み方とってもザツなんです。
3.たっぷりの熱湯で6時間茹でる。とりだして水気を切り洗って風通しのよいところに吊るして冷ます。
葉がついたまま切るとこんな風、切り口がきれい。

葉がついたまま切るとこんな風、切り口がきれい。

切って並べるとこーんなにきれいになります

切って並べるとこーんなにきれいになります

葉をとって、切る場合は糸を口でゆわえ、こうやって切ります。高テクニック必要、じゃないとボテッと下に落ちてしまいます。

○Dưa món(干し野菜のヌックマム漬け)

<作り方>
1.大根、人参、青いパパイヤ:皮をむいて細切りにする。塩もみして水で洗い、水気をしぼって日に干してほどよく乾燥させる。
パイナップルは乾燥したのを入れるんです。

パイナップルは乾燥したのを入れるんです。

コールラビ。

コールラビ。

青パパイヤ。 

青パパイヤ。 

野菜のいろいろ。

野菜のいろいろ。

いろんな野菜をこーんなに乾燥させてから使います

いろんな野菜をこーんなに乾燥させてから使います

2.ヌックマム、グラニュー糖、水を合わせて鍋に入れて火にかける。とろみが若干つくように煮詰めたら火からおろして人肌に冷ましておく。
こうやってビン詰めにします。

こうやってビン詰めにします。

とうがらしも入ってますよ。

とうがらしも入ってますよ。

出来上がったつけもの。

出来上がったつけもの。

3、熱湯消毒した広口のガラス瓶に野菜類を入れて上に、作ったヌックマムのタレを注ぐ。10~15日すれば食べられます。

そのまま食べてもうまい!

そのまま食べてもうまい!

ベトナムの味!
ほーんと、うちでちょっとつまんだり、食事の時にはいつも出てきてる、日本で言えば梅干やたくわんみたいな家庭的な漬物だと思いました。通常旧正月の餅バインチェンやバインテットと一緒に食べるそうですが、ふだんの白いご飯やお粥にもぴったり合いますね。何回か作りながら中に入れる野菜を替えていけば、自分好みのベトナム風漬物ができるようになるかも。

○Chè Sữa Trái Cây(牛乳と果物のチェー)

<作り方>

準備
1.果物(ロンガン、ランブータン、ぶどう、なし、りんご、ジャックフルーツ、イチゴなど)は洗って、皮、種を抜いて角切りにする。サイズを揃えて切る。
寒天です。 寒天です。

寒天です。

一晩水につけて塩気を取り、米のとぎ汁で洗って砂糖をまぶし、小さく切ります、海藻100gで砂糖50g。
乾燥海藻。

乾燥海藻。

戻した後の海藻。

戻した後の海藻。

いちごに砂糖をまぶしてます、水分が出ました。

いちごに砂糖をまぶしてます、水分が出ました。

市販のいちごミルクも使用。

市販のいちごミルクも使用。

ジャックフルーツ。

ジャックフルーツ。

アセロラ

アセロラ

砂糖に漬けたアセロラ、アセロラ100g、砂糖50gで、水分が出ました。

砂糖に漬けたアセロラ、アセロラ100g、砂糖50gで、水分が出ました。

ぶどう

ぶどう

オレンジも。

オレンジも。

ドラゴンフルーツも。

ドラゴンフルーツも。

ナタデココみたいなものもー。

ナタデココみたいなものもー。

水に漬けて戻し、石突をとった白きくらげ

水に漬けて戻し、石突をとった白きくらげ

2.白キクラゲ:水に漬けて戻し、石突きをとる。
CHEの材料がひとそろいしたところ

CHEの材料がひとそろいしたところ

3.水に砂糖を加えて鍋に入れて沸かし、砂糖を溶かすし、冷ましておく。→シロップ用(砂糖150gと水100gです)

4.ココナッツの果肉に湯を加えて絞り、ココナッツミルクをとる。→ちまきでも使用。

5.牛乳、生クリーム、ココナッツミルクを混ぜる。→牛乳とココナッツだと二層に分離するので生クリームを足すとうまく混ざるんですって。

調理
・グラスに果物やその他の具(白きくらげ、ナタデココ、アガー寒天、海草の砂糖漬けなど)を入れて1,2,3を加え、上から砕いた氷を入れる。
ロンガンの種の取り方、なれないと手がベトベトして、おいしい果汁が流れてしまいます、もったいない~。トゥイット先生はおしゃべりしながらスイスイ剥いていました。

ロンガンの種の取り方、なれないと手がベトベトして、おいしい果汁が流れてしまいます、もったいない~。トゥイット先生はおしゃべりしながらスイスイ剥いていました。

青マンゴーはこうやって剥きます

青マンゴーはこうやって剥きます

材料を入れたら、まず冷蔵庫で冷やします 材料を入れたら、まず冷蔵庫で冷やします

材料を入れたら、まず冷蔵庫で冷やします

ほんと、材料の多さにびっくり!
中に入れる材料がズラリと並んだ時はヒャー!と驚きました。フツーは10~15種だそう。今日の材料は果物と海藻がメインだから、すっごくヘルシー!コツはミルクアップルとかの柔らかすぎる果物はNO!それに感心したのは、ただ細かく切って入れてるだけじゃなく、材料によっては下ごしらえがあったり、見た目も重視で全体的な配色にも気を使っていること。もちろん、自分で飲むなら配色よりも栄養と美容とおいしさあればいいけれど、見た目のよさは食欲をそそりますよね。ほら、こんなにきれい!!材料が入れ終わったら、シロップを加えて冷蔵庫でしばらく冷やしますが、このときも味が浸透しにくいのはシロップが溜まる下のほうへ入れてください。飲むときにミルクを足すんですよ~♪

飲むときはストロベリーミルクを混ぜたものを加えて完成!ミルクは甘かったけど、口の中でいろんな果物や海藻と混じり、豪華なデザートを食べてるよう。

試食タイムの開始!
ちまきは冷めてから適当な大きさに切って、乾し野菜のヌックマム漬けと一緒にいただくとおいしかった。ちまきだけだと全体的に薄味。でも薄いからか、そのまま噛み締めるとココナッツや甘味のある肉の味が感じられます。バナナの葉なのか香ばしい香りもしました。家庭によって味も様々なお正月のちまきや漬物は子供にとってはお母さんの味みたいになるのでしょうか。CHEもそうかもしれませんね、うちで作るCHEには何々が欠かさず入ってるとか・・・ナビもMYレパートリーが増えましたよ。あとはうちへ帰って実行に移すのみ!以上、ベトナムナビがおとどけしました。
楽しい試食とおしゃべりの時間 楽しい試食とおしゃべりの時間

楽しい試食とおしゃべりの時間


★教室のご紹介
「Overlandclub」
住所:36 bis Huynh Khuong Ninh St.,Dakao Ward Dist1,HCM City
電話:08-3820-9734
営業時間:8:00〜20:00
定休日:無休
日本語:日本語で
カード:不可
行き方:市民劇場からタクシーで北へ5〜6分

○Aコース
時間−9:30〜12:00 または 13:30〜16:00(試食時間30分を含む)
料金−56ドル(1名参加)/ 28ドル(2名以上参加、9名まで)/ 25ドル(10名以上)
料金に含まれるもの−受講料、材料費、日本語アシスタント費、日本語レシピ料金
(送迎料金は含まれません)

※1回の講習で3品の授業が受けられます。
※メニューを選択する場合は1名につき10ドル追加料金となります。
 (メニューの選択は2品まで可、残り1品は主催者側で調整)
※受講終了後に試食となります。
※すでに予定が入っている場合は1名の参加でも2名の料金適用となります。
※送迎が必要な場合は1名あたり10ドルの追加料金となります
 (ホーチミン市内のみ、市内でも遠距離の場合は要相談になります)

その他情報


*行き方を訂正しました。<2008.6.25>
*電話番号を更新しました。<2008.10.22>
*料金を更新しました。<2008.11.27>

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-04-08

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